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恐竜ランド(J.Iくん、K.Yくん)

この記事は2020年2月9日にホームページにて掲載したものです。

きっかけはJくんが始めたことだった。
なんとなく折りはじめた折り紙がきっかけだった。
恐竜の形ができて。Kくんがそれに顔や模様をつけようってことになって。(キャラクターデザインはKくんの得意分野なのです)
それじゃあ次は、恐竜たちのすみかを作ろうと話が盛り上がる。草原に住む恐竜がいる。岩場に住む恐竜がいる。気がつくとダンボールに大きな草原が描き上がっている。新聞紙をまるめた岩場には、その向こうにある大きな活火山の溶岩が流れている。

絵画が、ただの絵画制作でなく遊びとして展開していくのって、すっごく面白い。遊びの中に立派な絵画制作がある。絵画制作の中に、心をくすぐる遊びがある。そこに境界線がない。とってもいい時間だと思う。

盛り上がっている二人に引きよせられて、他の子どもたちも集まってきた。

出来上がった恐竜と舞台を使って、劇遊びが始まった。そうすると今度はそれを動画にしたいという声が上がった。映画を撮ろう、と子どもたちが盛り上がる。

映画を撮るためには何が必要だろう?
子どもたちはみんなで考える。そうすると、監督の役割の子が出てきて、じゃあ私がカメラをまわす、それなら私がセリフを考える、そんな感じで子どもたち一人一人に役割ができる。3歳のHちゃんだって、何もわからないまま懐中電灯を持たされて、照明を任されてる。笑


そんな中「いいのができたら、YouTubeにでもアップしよっか」という何気ない僕のつぶやきが、子どもたちに火をつけてしまう。
YouTubeというワードは、現代の子どもたちにとって、とんでもないパワーワードだった。笑
いつも自分たちが見ているステージに、自分たちが上がって、そこで表現をする。
僕が子どもの頃に感じた、「テレビに出る」や「新聞に書かれる」なんかと同じ、いや、それ以上のことなのかもしれない。
(そりゃそうだよね、なりたい職業1位がユーチューバーの時代だもんね)


さあここからが、あおいほし絵画教室の醍醐味だ!
幼稚園や小学校とは違う、この教室でしかできないことに、どんどんトライしてほしいと僕は思う。
やってみようかな、と思えることは全部やってみればいい。この教室でやってみればいい。応援するよ。

子どもたちが、何かをやろう!とするそのエネルギーが湧きあがる瞬間に立ち会えて、僕はいつも嬉しくなる。
子どもたちみんなに、表現が楽しい!と感じてほしいなって、そう思っている。

チャンネルの名前は、「あおいほしチャンネル」
にするらしい。
自分たちが作った作品を紹介するチャンネルにするらしい。(もちろん、顔などは出さずにね)

これから、あおいほし絵画教室がどう育っていくか、とても楽しみです。

子どもたちに応えられるように、僕も頑張らないとな、と思っています。


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