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乃木坂46・山下美月卒業コンサート初日が5月11日開催「一生忘れることはない」

乃木坂46・山下美月の卒業コンサートが5月11日・12日(土日)に東京ドームで開催された。この記事では11日のライブレポートを展開する。

コンサートは山下の卒業シングル『チャンスは平等』で始まり、懐かしい『制服のマネキン』、山下が初選抜メンバーとなった『シンクロニシティ』、『キャラバンは眠らない』、『会いたかったかもしれない』という『会いたかった』とは調の異なる曲が続く。

メンバーで『ガールズルール』を歌い終えると山下が「今日だけは乃木坂46のライブを楽しんでいってください」と高めの声で話し、「卒コンっぽくないライブにしたいです。新規の衣装を考えさせていただいて。メンバーにもあんまり言ってないんだけど。胸元に一人ずつ名前が(チャームに)入ってるの。そういう衣装があんまりなかった」と卒コンへの熱い想いを語る。

向井葉月は「同期の卒業なので、みんな盛り上がっていきましょう」、黒見明香は「『みんご最近どう?』って声かけてくださって。(舞台)裏でも完璧なアイドル。オリジナル衣装のチャームに『みんご』と書いてある」、梅澤「チャームに何て名前が入ってるかシェアしよう」、菅原咲月は「卒業されるって実感ほんっとに感じてなかった。さみしくなったんですけど私たちも笑顔で送り出せたら」とそれぞれの気持ちをファンに伝える。

次に樋口日奈センターの楽曲『欲望のリインカーネーション』が山下センターで披露された。この曲からフリルの濃いめの衣装とミニスカでメンバーが躍る。『帰り道は遠回りしたくなる』カップリング曲『知りたいこと』で名前に「美」が付くメンバーで歌い、『Rewindあの日』では山下、井上和、遠藤さくらが高級椅子に座って優雅に披露。

『命は美しい』を終えると「ありえない形の木片」が出てきたという話から始まる映像が流れ、若様、松、秋の三国時代があったことが説明される。白Tシャツの山下、チャイナ服の梅澤美波、坂口珠美による若様軍団で『失恋お掃除人』を歌い、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「資源ゴミ」をポイ捨てする。

山下が箸を持って「箸様、今度卒業する粋な奴は誰だい?山下さ」と言ってキメ顔をすると、ステージ上でちゃぶ台的でなものに向井、一ノ瀬美空、矢久保美緒が集い、山下とともに『白米様』を踊る。「みづりんご軍団」と名付けられた軍団で山下&一ノ瀬が白米のかぶりものをかぶる可愛い姿もあった。『2度目のキスから』が次曲に挙がる。

そして英語音声で「ここにまだ誰も見たことのない軍団が誕生します。廃れたかに見える『軍団』カルチャーの時代に立ち上がります」と字幕が流れる。山下に憧れてオーディション受けた賀喜遥香、眉毛はだいたい困ってる五百城茉央、シュワシュワ、シュワシュワシュワシュワ川崎桜、一ノ瀬、山下で『遥かなるブータン』で会場を盛り上げる。山下が「山下軍団は今日をもって解散となります。結成するのが遅すぎました」と、今日結成したばかりの軍団に別れを告げる。同軍団で『恋山病』という山下が作詞・振り付けを担当した曲を初披露。

五百城が『恋山病』について「(山下が)作詞・振り付けを全部手がけた。スタジオ借りてやった」、川崎は「5人分の構成表を手書きで書いた」と衝撃的エピソードを語り、先輩の努力家な一面を伝える。

山下が楽曲後の映像で「ヤマandバニー」と表してお洒落服への交換ゲームを展開。『銭湯ラプソディー』で山下は赤いセーラー服でセーラームーンぽく振る舞う。全員セーラー服を着ているのが見どころだ。

『人間という楽器』『自分じゃない感じ』『好きになってみた』『17分間』が続き、映像で山下が「(好きな人には自分を好きだってことを)直接言ってほしいな」とファンにはたまらないせりふを言うと、ポップな恋愛ソング『I see...』をメンバーで歌唱。

Music Videoが「何回見てもわけわからんくて好き」という声が集まる、与田祐希&大園桃子センター『逃げ水』が披露され(大園は不在)、シリアスな音楽を背景に長いダンスだけのつなぎが入り、アップテンポな『世界で一番 孤独なLover』でファンからも歓声が上がる。白石麻衣&齋藤飛鳥がセンターを務めていた『ありがちな恋愛』は山下&賀喜が背中合わせで始まるとABEMAコメント欄でも「やまかききたああ」「かっきー涙こらえてるな」といったコメントが寄せられた。『インフルエンサー』がそれに続く。

西野七瀬&若月佑美がラストシングルを飾った『帰り道は遠回りしたくなる』では、山下が他メンバーに向かって手を振ってから歌い始める。コンサートが終盤に近付き、『Sing Out!』では会場全体にクラップ音が鳴り響くと「山らしい演出」「美月の演出最高」と称賛の声がコメント欄に投稿された。

アンコール前最後の曲は山下が初センターを務めた『僕は僕を好きになる』。山下はこの曲が2021年コロナ禍真っただ中にリリースされた当時自分を「責めていた」と話し、楽曲中は山下直筆の乃木坂メンバーへのメッセージがモニターに映し出される。

アンコールは山下が乃木坂に加入する前の楽曲『転がった鐘を鳴らせ!』で始まり、メンバーがトロッコで会場をぐるぐる回るというファンサービスもあり、「おかひな暴れてるなw」「東京ドーム全員が演者」というコメントも見受けられた。

間髪入れずに久保史緒里のソロ歌唱で『ダンケシェーン』が歌われ、山下が久保とWセンターに選ばれた『人は夢を二度見る』ではメンバーがステージで中央で気持ちを一つにし、山下は「久保下」として背中を合わせる。

アンコールのラスト曲に入る前、山下は「高いところすっごい苦手なの」と、リフトの一番高いところに行くことが多かったのをいつも怯えていたことを打ち明ける。苦手なことを言わずに高所恐怖症と向き合った姿からもアイドルとしての姿勢を感じさせた。最後に『乃木坂の詩』をメンバーがペンライトを持ちながらユニゾンで一体感を高め、会場全体が一つになる。

山下が最後に11日のコンサートを「一生忘れることはないだろうと思います。この瞬間を共に過ごせてほんっとうに幸せでした。皆さま本日はほんっとうにありがとうございました!」と語り、12日のアイドル最後のコンサートにつなげていった。

※川崎桜の崎は「たつさき」。
※※柴田柚菜は舞台『恋と呼ぶには気持ち悪い』、中村麗乃はミュージカル『Endless SHOCK』への出演により休演。
※※※メンバーのMCは一度しか聞いていないため、うろ覚えの部分あり。

↓同じ記事をこちらのWordPressブログでも公開している。


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