元ヤン耐性ちょっとある?
何年も前のそこそこの雨が降った夜、私は駅前の地下改札を出て階段を上りきったところで傘を広げて外に出た。傘には水飛沫が残っていた。ばさばさと振って出たが、イヤフォンを耳に付けて音楽を聴いていた私は真横に人が2人いるのに気付かなかった。彼らの前を通り過ぎた直後、水飛沫を思いっきり浴びた元ヤン男性らしき人のうちの1人が私に「ッ死ねよ」と咄嗟に大きな声で言った。元ヤンというか現在進行形でヤンキーだったかもしれない。これ以上喧嘩をしかけられたら怖いと判断して、私は振り返ることもなく謝り