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3月の読書メモ

6月10日(土)17:12 パルコヤ上野のスタバにて書いてる。
3ヶ月分の読書記録一気に更新しようと思う。
最近「読書メモ更新しなきゃ」がずっと心にあって、夏休みの宿題のような気分だった。

読書感想文を書くのがもともと苦手な上に記憶もかなり薄れている。
いつにも増してうすーい内容になる予感。
たまにはそんな読書メモがあってもいいでしょう。

読書メモ

この世にたやすい仕事はない|津村 記久子

何年か前に読書好きな友人がSNSで発信していた本。
脳内の”読みたいリスト”には常に入っていて、Kindleにダウンロードしたのは1年以上前。
最初に興味を持ったのは、ここ数年ジョブホッパーだからだと思う。たやすい仕事を求めて会社を変えている訳ではないけど、大した軸もなく仕事を転々とする自分をよくは思ってなくて、その行動の歯止めになることを期待していたと思う。

結局読まずに何年か経過してた。
今回読んだのは「何か小説を読みたい」と考えた時にKindleに入ってたから。

タイトルからよほど大変な仕事を複数経験するのかと思ったらそんなことはなかった。この書き方は語弊がありそうだ。主人公が新しい仕事に就く度に音を上げてやめるのかと思っていたら、そんなことはなかった。
主人公は”たやすい仕事”というか”続けたいと思う仕事”を探していたようにも感じる。

私は一昨年に休職して以来仕事が全然続かなくて、大体辛くてやめてる。仕事内容そのもののこともあるし、人間関係のこともある。法人に在籍する度に事業への共感とか、自分がどうなりたいかとか考えて、そこに乖離が起きないような選び方をしてたんだけど、辛いものは続かない。

結婚のタイミングで扶養に入れてもらって、主婦になった。
働くのが怖くなってた。

主婦になって3ヶ月して、結婚式に向き合った。
スマ婚、ゼロ婚など格安ウェディングの話も聞いて、格安とは思えない立派な結婚式場であげられることも分かったけど、そのうちに、私は結婚式でなく”IWAIで結婚式を挙げること”に執着してるんだなと気づいた。

IWAIは安くないし貯金も全然ないけど、IWAIでの結婚式のためなら頑張りたいと思い【時給の高さ/アクセスの良さ/辛くないか】という基準で仕事を探して今のところに入った。
こんなに条件だけで仕事を選んだのは初めて。この選び方が良かったというか、タイミングと運のおかげもあって(多分)続けられる仕事に就けて良かったと思う。

歌舞伎町と貧困女子|中村淳彦

Twitterで「トー横キッズ」を知ってから、関心を持ち始めた歌舞伎町。
「映画館といえば新宿ゴジラ」なんだけど、ネットでトー横キッズのことを調べて、あの街のこと全然知らなかったんだなと思った。

本を読みたいと思って図書館で「歌舞伎町」検索したら出てきた本。
知らない言葉が多くて調べながら読んだ。

序盤で思ったのは、時代が違えば私もトー横キッズになっていた可能性は普通にあるなあということ。あの界隈にいる子どもたちは、たいてい家庭に問題を抱えてて、トー横が居場所になってるのだそう。

最後の方に出てきたフードルのところで、ヒクソン☆高田さんの著書『風俗に4500万円使った 史上最強の風俗バカ』を思い出した。フードルのことは、確かあの本で知ったなあと。元旦那さんと夫婦だった頃の性関係にびっくりした。

「ぴえん」という病|佐々木チワワ 

こっち先に読めば良かったと思った。
「ぴえんとは何か」から始まるし、章ごとに言葉の解説があるので、歌舞伎町用語を知らない人にとっても読みやすい内容だと思う。特徴的な違いで思い出せるのはそこで、内容は被っていたけど決して丸かぶりではなかったと思う。でも具体的にどうだったか思い出せないや。

過去のバイト先で知り合った、パパ活してた友人のことを思い出した。
パパの家に泊まってる、パパが出張で数日間の留守中に犬のお世話をして3万円もらった、お茶して1万円、とか。
なんかこの本に登場する女性がその子と重なった。ちなみに彼女の場合はホス狂いではなかった。

ホストに貢ぐために風俗で稼ぐ女性がいること、出稼ぎして数百万持って担当の元へ行くこと、ホストってそんなに魅力的なのかと行ったことのない私には分からない。
風俗で働く女性(その人はホストに溺れていない)へのインタビューで「ホス狂いになる女性たちは好きなことがないから、ホストと出会った時にそれが唯一の趣味になる、はまってしまう。」みたいな言葉があって、妙に納得した。

好きなことがある人って、それだけで魅力的だと思う。
それがホストでも良いのかもしれないけど、自分を愛してくれない人のために身を削ってお金を稼ぐというのは、他人ながら想像するだけで胸が痛む。

積読

浪人回避大全|濱井 正吾(9浪はまい)

赤本を想起する表紙だった。
9浪はまいこと濱井 正吾さんとお会いしたのを機に、はまいさんに興味を持って読もうと思った。目次だけ読んで返却期限が来たのだけど。

父と母 悔恨の手記 「少年A」 この子を生んで…… |「少年A」の父母 

3月ごろに確かネコが殺された事件があった。その頃Twitterで「酒鬼薔薇聖斗」という名前を知って、Wikipediaをじっくり読んだ。
そう思うと、私は事件の概要を知って満足したのかな。なんでこの本借りたんだっけと思う。

あとがき

結局”積読”を書き始めた頃にスタバを出て、日曜日の朝、寝起きパジャマ姿で書き上げた。
私の中で7月9日をnote記念日(noteを初めて更新した日)としてるのだけど、あの頃も「noteに本のこと書こう」としばらく思い続けた末だったので、5月の読書メモから更新してたと思う。そんなことを思い出した。
今日こそ読書メモ残り2本を更新して、本来今やるべきタスクに取り掛かりたい。


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