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白いブラック企業の人事部

人事部というと社員の採用、研修、評価、そして配置を担当する部署だが、技術系の人間はあまり関わることは少ないというか、全くないと言ってよい。
だから人事部の人間がどんななのか?
例えば、
どのような考えを持っているのか?
どのような人柄か?
などまったくわからない。
人事部とのファーストコンタクトは他の記事で書いたような大きな問題が発生したときである。問題の収集というか、強制決着のために出動してくる。
収集というより強制決着とあえて言ったのは、社員を思っての対応ではないと思える対応であったからである。では会社のため?いや!会社のことを思っての対応とも取れない。いわゆる「やっつけ仕事」としてやっている感満載なのである。
結論ありきの形式的な面談をしているだけなのである。
発言を誘導し、気に入らない、要するに用意した結論に反する発言はあの手この手で消しにかかるのである。「パワハラでっちあげ」の記事にも書いた「でっちあげの決定的証拠」を見せてもびくともしないのである。
人事部当人にはそういうつもりはないかもしれないが、こちら側(面談を受けた複数人)の印象は極めて悪いものであった。
ここで挙げていけばキリがないが、いくつか紹介すると、

人事部のトンデモ発言①
組織を実質的に牽引しているスーパー技術者Aが組織の雰囲気を悪くさせているという濡れ衣を着せられて異動させられるかどうかの面談のとき、
「Aさんがいなくなると業務が回らなくなるんです。そのことをわかってください」というBの発言に対し、人事部は
「そもそも人の代えが利かないというのが問題だよね」っと
そんな人の代えが利くような技術しかないような開発組織って陳腐すぎるでしょう!ということをわかっていない。人事部の人間が技術自体を理解する必要はないが、常識として人を一人二人という数字でしか見ず、その人の個性や技術を見ないで好き勝手に配置換えをする。下手な将棋の如くいい加減な思い込みでのいい加減あ配置である。その人がいなくなったら困るという現場の声を聞かずに強行した配置転換は、組織を急速に衰退させ今は何も(実質的な)アウトプットを出さない組織となっている。形式的なアウトプットをはじも外聞もなく組織の長はしているが、もうそろそろ限界になりつつある。まともな判断ができる者であればその組織は解体するだろう。

人事部のトンデモ発言②
パワハラでっちあげ」の処罰をAへ言い渡しにきた際の人事部のトンデモ発言である。大きく二つある。
1つ目は「顛末書を手書きで書け」という発言である。
「反省を込めて手書きで書け」とのことである。
今のご時世で手書き?
そもそもそれ自体が体罰ではないのですか?
学校で言ったら問題になる発言を、
しかも「パワハラでっちあげ」の処罰を言い渡しにきた当人が体罰とも取れる発言をするあたりが、さすが白いブラック企業の人事部を言えるところである。
2つ目の発言は完全アウトである。
「あなたの人格は変わらないから」発言である。
Aが悪いと決めつけての発言であるが、完全な人格否定である。
よほどこのセリフの方がパワハラじゃないか!
それでも白いブラック企業の人事部は許されるのである。

他にもいくらでもある。
白いブラック企業の産業医」でも書いた問題職場でひどい上司にやり込められて心療内科に通っている人のことを相談した際も、「当人が相談してきてくれないと対応できない」とのことである。
いや、あんたにかつて相談したのにもう忘れてんの?
あんたが何にもしてくれないからこうなってんだよ!
自分さえよければよいというのが見え見えなんだよ。

白いブラック企業の人事部は、
社員がどうなろうと知ったことではないのである。
そして、会社がどうなろうとも知ったことではないのである。
自分さえよければそれで万事OKなのである。


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