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小さくなる地方観光都市 1

写真は唐津くんち期間、出店に侵食されている市役所前ファミリーマートです。期間限定で地域に飲まれることを許す大手コンビニチェーンの寛大さを感じます(てきとう)。

唐津は福岡の西側、ホットなお洒落スポットになっている糸島のさらに西側です。

糸島は九大のキャンパスも移転完了したし、どんどん盛り上がりそうですね。大学があるって街の発展に大きく影響するのだなと見て感じています。

唐津くんちは(あまりよく知らないでいたけれど)この時期、佐賀バルーンフェスティバルとならんで観光資源として有名みたいです。

地元の人は唐津くんちに向けて準備をしたり、期間中はいろんなところに顔を出して飲み行ったり、忙しいようで、そこまで熱を入れる祭りとは?と思っていました。

曳山自体は結構好きで、特に太鼓と笛の謎な音楽はどうなっているかしりたい。今週とても体調崩してたのもあってあまり回ったり出来てないんですが、とりあえず見に行ってみた感想としては、

別に盛り上がってなくないか?

みんな歩くスピードのんびりでこれ普通の休日なのでは。

出店は普通の夏祭りレベルで、なんだかごった煮状態、タピオカが多い。ただ、駅前のお土産を販売してるあたりは面白いお土産や出店があって、地元の農家や漁師さん、海の家が個々で出店しているのはいいなと思いました。音楽フェスやマルシェ形式のイベントだと、お店がブースで出店しているので、その方が面白いなと思ったり。ただ地元でずっと惰性でこういう仕事してそうだなという出店があったのはどこかエモかったです。

ここでほかの場所を引き合いに出すのもよくないですが、長崎のグラバー園に行った時、高圧的なお土産屋さんの店員さんとか、お客さんスルーなお菓子屋さんとか、ほかの観光地と比べると「客が来るのは当たり前」という感じでびっくりした覚えがあります。呼び込め呼び込めとは思わないけれど、昔からの「観光地」であることに胡座をかいてても大丈夫なの?と感じました。

唐津もそんな空気なのかなと思っています。改めて何か変えることもせず、地元は昔からの流れで盛り上がって(いるような)。

地元の内輪だけで盛り上がるのみで良いのならいいですが、祭りというお金のかかる事業を続けていくためには外部からのお金、観光資源としての魅力は必要ないのかな…

モノ消費からコト消費と言われて久しいですが、祭りという限定された日数で、観光客に何を感じてもらうか工夫があったら盛り上がりそうだなと思いました。内輪で盛り上がってると観光客は寄りにくいしなおのこと。

うーん、でもそういう祭りなのかなー。

地元の人でものめり込むか、まったく興味ないかどちらかに分かれると聞いていたので、納得しました。こういう地域のお祭りってこれからどうなるんだろ。ほかの場所のも見て考えてみたい。(にしても知名度に比べるとヤバい気はする)

おまけ




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