山梨県北杜市 Beyond自然塾滞在記
退職までの有給消化期間中、知り合いが山梨の面白そうな場所に住んでおり、私もそこで2週間ボランティアをすることに!
滞在した場所は、山梨県北杜市にあるBeyond 自然塾。東京からバスや電車で2,3時間ほど。
前日には北杜市に移住した山小屋時代の夫婦と久々に会い泊まり、翌日そこへ向かった。
Beyond自然塾に着いたら、早速これからの生活拠点になる築100年ほどの古民家を案内していただいた。みんなで少しずつ手を加えた温もりのある古民家だ。
他にも敷地内には、コンポストトイレ、畑や竹藪、コードウッドという工法を使って建てられたお家、森の中の竹で作られたアスレチックがある。そして離れには、もう改築中の古民家や、田んぼなどがあった。
私はここで活動をする代わりに滞在費や食費が賄われるボランティア制度を利用し、他のボランティアとともに共同生活をした。
私の滞在期間中は他にも仕事辞めて田舎暮らしを目指し移住した人やフランスからの大学生ボランティア、フリーターの人など常に5人くらい人が居座っていた。
朝は鳥の囀りで起き、日中はたくさん動き食べ、よく寝た生活。
季節も暖かくなり、やることは多いが充実した時間を送ることができた。
日々の衣食住はもちろん、季節ならではの作業、余った時間でみんなのやりたい!を集めながら共に生活することを楽しんだ。
田植えや草刈り、古民家の壁補修、竹細工、休暇時にはハイキングや近所の音楽フェスなどに行くなどもした。
特に個人的に楽しかったのは日々の生活に欠かせない料理や食!
裏庭にある旬真っ只中の桑の実や竹を毎日のように採っては食べて何を作ろうか考えたり、以前取れたジビエや地場野菜などを使って皆で料理をし色んな人に振る舞ったりした。
以前はご飯をもてなすことに美味しく作れるかな?大丈夫かな?と抵抗感があったが、作っているうちに完璧じゃなくてもいい、きっと美味しくなるはず!と思うようになり、さらに料理することが楽しくなった。
また他にも印象に残ったこと。
それはたくさんの人との出会い!
近所の親子たち、縄文文化に惹かれて日本を旅してるアメリカ人の縄文brothersや大学の先生、1年の南米音楽修行を終えてたまたま北杜市に来てたYuinoさん、生きる力を身につけたいと都会から月1で通ってる社会人の方など、多種多様な人たちと出会った。
このように色んな活動をした中で得た気づき。
それは協力すればやれることが増えていくこと。
共同生活を送る中、一緒にいればいるほどお互いの素の性格が見えてくる。仕切るのが上手な人、みんなを気にかける人、調和を大事にする人、好奇心が旺盛な人、着実に慎重に物事を進める人。
一方、以前の私は早いし楽だからと1人で物事を進めていきがちであった。
だけれどここでの生活を通し、相手のことを受け入れつつ、お互いの得意不得意をかけあわせれば、もっと生活が楽しく、自由になっていくと感じた。
そして、常に遊び心を忘れないこと!も忘れないでいたい。
料理や掃除、畑仕事などあらゆる日々の活動。自分の気持ちや工夫次第でそれが楽しいものになったり、ただのつまらなくて単純な作業になったりもする。
せっかくやるんだったら、楽しく学びに溢れたもの方がいいよね!
Beyond自然塾でのあっという間の2週間。
土や水、木など健全な環境があれば工夫次第でできることはもっと広がる。
こうした環境の中で、みんなで日々の生活を創っていく感覚が純粋に楽しかったなぁ。
素敵な出会いをありがとうございました!!
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