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有酸素運動をしましょうって言うけども

最近は、当たり前だが、生活習慣病と加齢に関する疾患の予防と改善には、食事だけでなく、運動が重要であることが一般化されてきた。
管理栄養士の栄養指導においても、「運動習慣を作ってください」と指導することが多い。
しかし、どんな運動をどのくらいやればいいのだろうか。

運動には有酸素運動と無酸素運動があり、どちらもバランスよく実施するのが良い。
有酸素運動は、血液のめぐりがよくなり、心肺機能を向上させる。
有酸素運動には、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳があり、全てに長所と短所がある。

ウォーキングとジョギングの長所
お金がかからない。すぐに始められる。地面を走ることで骨粗鬆症の予防になる。
ウォーキングとジョギングの短所
体重が極端に重い場合、足首や膝関節へ負担がかかる場合がある。

水泳の長所
水泳は、幅広い筋肉をバランスよくトレーディングできる。関節への負担が少ない。水の浮力や抵抗を利用することができるので怪我のリハビリとして利用することができる。
水泳の短所
水泳ができる施設のアクセスが少ない。費用がかかる。水の浮力があるので、骨粗鬆症の予防には不向きである。水温が低い場合があり、高齢者とのミスマッチが生まれる。

サイクリングの長所
サイクリングは、下半身の筋肉を効果的に鍛えることができる。自転車が支点になるため、重力による負荷が少なく、関節に問題があっても実施しやすい。
サイクリングの短所
費用がかかる。自転車が支点になっているため、骨粗鬆症の予防には不向きである。

4つの有酸素運動を簡単に紹介したがこれだけの違いが存在する。
本来はここまで説明すべきである。しかし、運動習慣がない人に運動を始めてもらうには、ここまで説明できないことが現状である。

個人的には、走る、歩く、泳ぐ、よりも趣味スポーツを無理なく実施してもらうのが一番だと考えている。
様々なハードルは存在するが、テニスやフットサル、ゴルフなど、趣味スポーツをすることで楽しく健康になれると思っている。
趣味スポーツは、趣味の域を超えて「オーバートレーニング症候群」を発症する人もたまに出ているがこの話は今度で。


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