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【数字でみる滋賀レイクス】来季のことを考える③

まずは今日のブースター感謝祭に参加された皆さん、お疲れさまでした。僕自身は参加できませんでしたが、Xでみていてもさながらフェスのような素晴らしい雰囲気を感じました!

なかなかこうしたイベントを野外で開催するクラブはないと思いますし、外国籍選手が全員参加してくれるというのもほぼ見ないですよね。
優勝したから、というのもあるかもしれませんがブースターのために日本に残ってくれる3選手+キーファー、ダビーの気持ちがとても嬉しいですよね。

さらにはビックサプライズもありました!!

まさかのマニーさんのGM就任!おめでとうございます!
来シーズンはフロントで残ってほしいなぁというのは多くのブースターの願いだったと思いますが、まさかこういった形で残ってくれるとは。

小さいお子さんもいるなかでセカンドキャリアとして引き続き滋賀に残っていただいて本当に感謝です。マニーさんの存在はこれからもとても大きいものになると思いますし、ここまで選手たちの残留可能性にも影響があるかもしれませんね!

(よろしければ今までの記事もご覧ください)

マニーさんの新しい挑戦に幸多からんことを祈っております!


さて、「来季のことを考える」シリーズの第三弾は外国籍選手編。
滋賀というと外国籍選手が2シーズン残るイメージがありません・・・。
僕自身が応援する前なので調べられる限りにはなりますが、直近6シーズンを見てみると、以下のような形に。

18年~20年シーズンの最終戦時点での所属外国籍選手
21年~23年シーズンの最終戦時点での所属外国籍選手

いや、本当に清々しいまでに誰も残ってないな

外国籍選手の残留は、報酬面だけではなく住みやすさや家族の意向などが複雑に絡み合うもの。琉球の外国籍定着率の高さも、やはり沖縄という土地柄も大きく影響しているでしょう。

成績も経営も決して順風満帆ではなかった状況ですから、これはある意味仕方ない。しかし今年は優勝。ここからは今季大活躍をしてくれた3選手はどうなるか、考えていきます。


1.ジャスティン・バーレル(定量面:◎ 定性面:△ ⇒退団可能性)

【スタッツ】
G:55、GS:41、MINPG:25分38秒
13.9Pts、2.6Ast、8.3Reb、0.7Stl 0.4Blk

【定量面】
昨年の27分17秒からプレイタイムは横ばい。
年齢を重ね、怪我もしたなかで、大ベテランの域に入るなかで昨年とほぼ同等のスタッツを残してくれました。さらにはプレーオフでの鬼神の如き活躍、MVPの獲得。ダンクを決めれば試合会場は大きく盛り上がり、お茶目でファン想いの姿勢に多くのブースターが虜になったことでしょう。

一方、来シーズン37歳という年齢を踏まえるとB1でどこまで戦えるかは未知数な部分があると思っています。もちろん今年の活躍を見る以上、不安視する要素は多くないのですが・・・。

【定性面】
個人的にはJBの加入は少し不安だった面があります。移籍発表時に仙台ブースターさんが喧嘩っ早いとおっしゃっていたのを見たからです。確かにエキサイトする局面も多くありました笑

でも、それ以上の活躍、キャラクターを持ち合わせている素晴らしい選手でした。これはいまさら言うまでもないですね。
さらにはB1昇格セレモニーでは「滋賀で引退する」と冗談でも言ってくれた選手ですから、絶対に残ってほしい。

Bリーグにおける外国籍センターは負荷も高く、非常に重要なポジション。チームの勝敗を握っているといっても過言ではない。なので、ここは本当にチームとしてどう考えるか苦しんでいる部分ではないでしょうか。

辛い予想ですが、過去、そして来季のB1での厳しさを想定すると退団がやや優勢か。

2.ブロック・モータム(定量面:○ 定性面:◎ ⇒残留可能性)

【スタッツ】
G:56、GS:48、MINPG:28分43秒
20.1Pts、2.7Ast、6.4Reb、1.0Stl 0.2Blk 3FG%:42.1%

【定量面】
昨年の30分33秒からプレイタイムは微減しましたが、スタッツは向上。
本当に圧倒的な滋賀のエーススコアラーとして大活躍でした。柔らかいフローターや高確率の3P、さらには時折見せるダンクからの咆哮・・・。線の細そうな印象に対して、力強い剛のプレイもたくさん見せてくれました。

難点はディフェンス面ですが、それを補ってあまりあるオフェンスマシーンぶり。来季は34歳、ベテランとして引き続きスコアラーとして期待したいところ。

【定性面】
モータム家はご家族で滋賀に移住してくれているのは大きなプラス材料。
奥様もとっても可愛いモータムジュニアも滋賀の雰囲気はプラスに捉えてくれているのではないでしょうか。

加えてTakatoとは大学時代からのお付き合いということで、チームからのオファーがあれば滋賀に残ってくれる可能性は高いと想定。ダビー退任の可能性が噂されるなかで、チーム編成の方針がどう変わるか?という点が大きいと思いますが、現状はやや残留優位か。

ちなみに全くの余談ですが、モータム選手の大学時代の先輩にNBAのスーパースターであり、世界最高のシューターの1人でもあるクレイ・トンプソン選手がいます。所属するGSWは解体との噂もあり、クレイの趣味はヨット。完璧ですね(?)

なお年俸

滋賀全選手8年分か。よし、次いこう。

3.ライアン・クリーナー(定量面:○ 定性面:○ ⇒残留可能性)


【スタッツ】
G:64、GS:45、MINPG:24分30秒
16.0Pts、1.5Ast、6.3Reb、1.1Stl 0.7Blk 3FG%:36.8%

【定量面】
昨年の28分34秒からプレイタイムは微減。スタッツは強弱入り混じる形になりました。日本でのプレーは3年目。
実は26歳でまだまだ若い選手なんですよね。他の外国籍選手が怪我をしてしまった際には獅子奮迅の活躍を見せてくれました。

特にトランジションで先頭を駆け抜ける姿は本当に頼りになりましたしカッコよかった。

若さゆえか、ややプレーにはムラがあったこと、ファウルトラブルに陥りやすかった点は難点ですが、ハッスルプレイで1シーズン通して頑張ってくれたと思います。

【定性面】
個人的には最も残ってほしい選手。滋賀といえばやはり手数の多いスピーディーなバスケ。そこにクリーナー選手のような、トランジションで先頭を走れるスプリント力のある外国籍選手は欠かせません。体格的にも恵まれていますし、PF~Cまでできるフォワードセンターの選手ですので、編成的にも柔軟性が高いといえます。

また、千葉Jのムーニー選手や琉球のクーリー選手など、Bリーグを代表する外国籍選手は、比較的若いうちから1チームに根付いて活躍してくれています。それに外国籍選手の総入れ替えは、チームの再構築にどうしても時間を要しますので、継続性は非常に重要です。

正直、伸びしろはまだまだあると思いますし、B1では壁にぶつかる可能性も考えられます。
しかし、今後Bプレミアに向けた組織づくりを踏まえると、滋賀に長く在籍してチームの顔となってくれるような外国籍選手は不可欠。やや願望めいてしまいますが、クリーナー選手は年齢的にもポテンシャル的にもその素質があると思いますので、残留してほしいところ。

こちらもチームとしてどう考えるか?という点は大きくはなりますが、現状はやや残留優位か。


いかがでしたでしょうか。
いったん今回までの3記事で来季に向けた編成を見ていきました。

長々と書きましたが正直確信は何もありません。
多くの選手が継続かもしれないし、大改革かもしれない。聞きたくない噂もこれから出てくるでしょう。辛い思いもするかもしれません。

それでも今回こうして記事を書いていて思ったのは、やっぱり来シーズンが始まればレイクスを応援しているんだろうなぁということ。残ってくれる選手も新たな挑戦に向かう選手も全員が幸せな未来になることを祈って、一旦「来季を考える」シリーズは終わりにしたいと思います。

次は契約リリースが出始めたタイミングで、来季の編成や今期の振り返りなどをしていきます。

来季もレイクスブースターだ!!というみなさまは、ぜひいいねをよろしくお願いします!

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