【連載3】ニューノーマル時代のアイデア創出のカタチ ~新規事業創出プロジェクト「MIXTIA」の特徴~
こんにちは、青山です。今回は「MIXTIA」の特徴、社会的価値について書いていきたいと思います。
(MIXTIAのマガジンはこちら)
1.ニューノーマル時代の到来
コロナ禍の影響も残る世の中、時代はニューノーマル、つまりコロナ前の生活には戻らず、新しい価値観、新しい働き方の世の中になると言われています。
人々の価値観が変わるということは、産業構造も大きく変わるということ。
それは飲食店の多くが休業に追い込まれてテイクアウトに切り替えるお店が出てきたり、半強制の在宅ワークでも仕事が回る事に気づき、オフィスを解約する企業や、都内ではなく地方への移住を考える会社員が増えたり、皆さんも色々な変化を実感されている事だと思います。
実際、私も4月から在宅ワーク主体となりましたが、結構在宅でも仕事回るもんだなと実感しました。逆に無駄(お付き合いの飲み、周りに忖度した残業、ハンコ文化)が浮き彫りになり、無駄を削減した結果、自分の時間も増えた気がします。
ただ、そうなると、企業や個人が、これまでお金を出していたモノやコトに、お金を出さなくなるかもしれない。つまり、今まで儲けられていたやり方では、続かなくなってしまいます。
例えば、私の(少ない)お小遣いの使い道は、コロナ前は昼食・飲み会で8割、残りで欲しいものを買う、くらいの感覚でしたが、コロナ後は昼食・飲み会が一切無くなったおかげで、欲しかったキャンプ道具を次々とAmazonで発注してしまいました。つまり、飲食店に流れていたお金が、Amazonを経由してキャンプ道具に流れたわけです。実際、私以外も同じような方は多かったようで、ここ2-3ヶ月でのキャンプ道具や自転車などアウトドア系製品の売り上げは伸びたようですね。
上記はコロナ影響での分かり易い変化点でしたが、例えばCDが売れなくなりストリーミングが収益に主体になりつつある音楽業界のように、人々の考えや流行、文化の変化によっても、今日の成功が明日も通用するとは限らない、先の読めない時代になってきています。
2.新しいビジネスアイデアって思いつきますか?
でも、あなたが会社の企画部や営業部で、新しい時代に合ったビジネスアイデアを考えろ、と言われて簡単にできますか?
よくドラマとかで、会議室に篭って徹夜して、疲れ果てた主人公が(栄養ドリンク片手に)何か閃いて、これだー!とかいってヒット商品が生まれる展開がありますが、、、そんなご都合主義にはいかないのが現実だと思います。
もちろん、現行ビジネスの延長戦上でのアイデア、1を2にするようなアイデアは出るかもしれませんが、0を1にするアイデアは、出せと言われてもなかなか出てきません。
3.意外といる!?埋もれたアイデアメーカー
一方で、企画部門とかでは無くても、アイデア豊富な方っていませんか?とにかく面白いこと考えてて、それ仕事に活かしたらいいのに、という方(案外趣味では活かしていたりする)。じゃあ、転職や起業でその能力を活かせば、と本人に言ってみても、現在の仕事も魅力を感じていて、家族を養うためにも今の仕事を辞めることも難しい、と返ってきます。
そりゃそうですよね。転職も起業も(ほとんどの方は)借金からはじめて、元の収入水準に戻すことができるかどうかはやってみないと分からない、子供もこれからお金がかかる、ローンもまだまだ、、、よほどのきっかけが無いと踏み出せないと思います。
でも、(転職や起業まではしないけど)この世の中を自分のアイデアで変えてみたい、どこまで通用するか試してみたい、そんな志を持った方は案外いらっしゃるのではないでしょうか?
4.アイデアが欲しい”企業”と埋もれた”アイデアメーカー”を結ぶ「MIXTIA」
新しいビジネスを興したいけど良いアイデアが集まらない企業、色々アイデアはあるけど周りに理解者もおらず、どう活かしたら良いか分からないアイデアメーカー 。これを結びつけるのが「MIXTIA」です。
「MIXTIA」には現在5名のメンバーがおり、紹介は別のnote記事に記載しますが、全員違う会社、立場、年齢、おまけに住むところもバラバラです。ただ、一貫しているのは、みんな新しいアイデアについて議論するのが大好きだということ、そして、このアイデアで世の中を少しでも良くしたいと思っていることです。
実は、私も昔からアイデアを考えることが大好きで、その縁あって「MIXTIA」メンバーと巡り合えたのですが、これまでは良いアイデアを思いついてもアウトプットする場所がありませんでした。結果として、その後どこかの企業がそのアイデアを実現している、そんな(ちょっと悔しい) 経験もありますが、この「MIXTIA」では、ぶつけたアイデアに対しての客観的な評価だけでなく、アイデアの広がり、そして実現に向けてのマネタイズなどの議論まで、実現に向けてのアイデア構築が驚くほどのスピードで進んでいきました。アイデアは閉じ込めておくのではなく、まずはぶつけてみるべき、という、自分の中での”変化”が起きました。
「MIXTIA」では、コロナ禍になる半年以上も前からZoomでの企画会議を行なっており、具体的なビジネスアイデアを創出、企画案作成まで漕ぎつけました。活動は月1,2日で平日夜のみ。Zoomで繋がるだけなので移動も不要、プライベートの時間をそれ程削ることなく無理せず集まることができているため、各自の趣味や家族の話などから、次々と新しいビジネスのネタが湧いてくる、そんな好循環が生まれています。実はこれまで生まれたアイデアも、妻の困ったこととか、子供達の学校での不満とか家庭の話題が発端だったりします。
5.「MIXTIA」の社会的な意義、提供価値
冒頭でニューノーマルと書かせていただきましたが、大きく変わっているのは働き方も同様です。この半年で大きく浸透した言葉”リモートワーク”。これまでは、オフィスへ出社し、定時時間内はそこに滞在することで一定の価値を認められていましたが、今後は欧米のように事前に定義した成果を如何に出すかが求められることが予想されます。
例えば、在宅ワークが主体となる方であれば、通勤が無くなった方もいらっしゃいます(私は往復2.5時間の通勤時間がゼロになりました)。また、成果さえ出せば定時前に退勤しても何も咎められない、という企業もあるでしょう。ここで生まれた時間を、プライベートの充実に使うことも良いと思いますが、もう1つの可能性として、自己実現のための時間と考えることもできます。
前章で書いた埋もれたアイデアメーカーの方は、空いた時間でさらにアイデアを思いつくかもしれません。これらを埋もれたままにせず、優良なアイデアと企業を繋げて実践することで、世の中を少しでも良くする、それが「MIXTIA」が目指す提供価値だと考えます。もちろん、私自身も思いついた面白いアイデアを、そのままでしまっておくのではなく、メンバーと共に膨らませて、社会に送り出したいと考えています。
現在、「MIXTIA」では、企画会議で生まれたアイデアの実現に向けて取り組んでいます。まずは小さくても具体化させ実績を作り、これをきっかけとして、”空飛ぶ会議室”として、様々な企業とコロナ後の新しい価値を創出していきたいと思います。
次回は【連載4】”メンバー構成も大切?オンライン会議で新規事業を進める5人のメンバーとは” に続きます。お楽しみに!
<MIXTIA連絡先> mixtia_info@mixtia.jp
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