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モノの価値を知るということ

こんにちは。
あおはるです。

今回のテーマは「モノの価値」。
きっかけはこちらのだいこんさんの記事。

良いシャーペンを丁寧に解説されているこちらの記事。

私はこれまでシャーペンに善し悪しをこだわったことがなく、書ければ良いというスタンスでした。
「弘法筆を選ばず」なんて思ってました。

しかし実際に使ってみると、なるほど、と唸りました。
(私にとっては)重心がペン先の方にあるのが心地よく、非常に書きやすい。

一流の人間は道具にこだわると言われる所以が少しわかった気がします。
(※弘法も、一流であれば筆を選ばずとも一定の成果を出せるという意味であって、一流が良い道具を持てばより良いじゃんという話ですね)

モノの価値を測れているか

さて、ここから派生して、表題のモノの価値ですが、課題意識としては、モノの価値を決めるのってすごい難しいということ。

例えば、有料noteをいくらで売りますか?
この問いに対して、どうやったら適切な解を導き出せるかという話です。

売るという行為は、基本的には利益を出すことが目的になります。

そうすると、
・売上 - 作るのにかかった費用=利益
になりますので、
・売上=作るのにかかった費用+利益
になります。

これは具体的な素材があるものだとわかりやすいですよね。

カレーを提供するのにあたって
・食材の仕入れに必要な金額
・調理の手間
を加味すると、カレーの提供に妥当な値段が弾き出せます。

でも、これが創作物になると、急に値段を付けるのが難しくなります。

例えば、作るのに自分の時間を10時間使ったとします。
東京都の最低賃金は1,013円なので、最低でも10,000円くらいの価値にならなければなりません。

100円なら100人に、1,000円なら10人に、10,000円なら1人に売れれば良いことになります。

100円、1,000円、10,000円ってそれぞれ問われる質も変わりますよね。100円なら買ってくれるかもだけど、1,000円は高すぎだよな、ましてや10,000円って……となり、私のような素人には妥当性がイメージしづらいものです。

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これって何の基準値もなくただ感覚的に考えている(=延々と答えのでない問答になっている)ことになります。

一流に触れてみることで価値基準を作る

創作物はなかなか価値を付けるのが難しい。

さて、ではどうやって価値基準を作っていけばよいかという話ですが、一流と言われているモノにまずは触れてみること

これは、自分の好みに合うかどうかといった話ではなくて、世の中において一流と評価されているモノの質を知ることが重要です。

正直、門外漢の分野のモノって最初は全然価値がわかりません。

でも、一流のモノがどういう評価を受けているかを分解し、実際に自身でも体験を重ねることで、少しずつモノの価値に対して自分の基準値ができてきます。

先ほどは価格を労働時間単価で出しましたが、質が至ってない場合は「自分への投資」として自己負担する必要があります。
これは商売としては成立していなくて、創作で生きていくためには、いずれ自身の単価を上げていかねばなりません。

一流のモノを知ることで、自身がいまどれくらいの位置にいるかという距離を測ることができます。格付けのGACKTさんのようになるまでは難しいかもしれませんが、質を知ると、そこからの相対で自身の作品の価値の妥当性を判断できるようになります。

受験で、まず最初に赤本を解いてみて、登るべき山の高さと現在の実力を知る、みたいな話です。

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まとめ

基本的に、創作は自由に作ればよいし、そこに値段を付けてしまう行為自体に抵抗感が生じる方も多いと思いますし、私自身もまだまだ価値の基準は未熟です。

ただ、価値の基準を持っているかどうかは、創作物の質を向上させるにあたって非常に重要です。

以前は私はオリジナリティこそすべてであると思っていました(根幹は今でもそう思ってます)。
ただ、オリジナリティ=すべて独りで成し遂げるという意味ではないと気付き、先ずは世の中の先駆者の素晴らしいモノに触れて、分解して、自分の中に基準値を作ることが大事、という考えに変わってきています。

だいこんさんの記事で、改めて初心を思い出した昼下がりでした。


以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様、この後も良い休日をお過ごしください。



最後に、aazukiiさんの記事もご紹介。
娘さんに子供の頃からお金の価値の教育をされています。

「7歳の娘に500円を渡して、どうしたら増やせるか考えてもらう」
これ、すごい面白い試みです。
お子さんの答えもまた秀逸でした。

よろしければぜひご覧ください。


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