問題解決のフレームワーク「空・雨・傘」を学ぶ
こんにちは。
あおはるです。
今日はビジネスフレームワークについて。
問題解決の型(フレームワーク)の中から、
有名な「空・雨・傘」について書いてみます。
ビジネスフレームワークは世の中にたくさんありますが
この「空・雨・傘」はかなり応用できる型です。
最後まで読んでいただければ幸いです。
空・雨・傘とは?
まず、空・雨・傘とは何を意味しているかというと、
空:空が曇ってきた
雨:雨が降りそうだ
傘:傘を持っていこう
という思考の流れのことです。
これをちょっと小難しい言葉に置き換えると
空が曇ってきた(事実)
→雨が降りそうだ(解釈)
→傘を持っていこう(判断)
となります。
当たり前のことを述べているように感じられるかもしれませんが、
冒頭の文を以下のように組み替えてみますと、
空:良い天気だ(事実)
雨:雨が降りそうだから(解釈)
傘:傘を持って行こう(判断)
これってちょっとおかしい文章ですよね。
この順番で書き出してみると、事実から解釈の工程において、なんか誤認してない? とわかります。
ここが大事。ちょっとおかしいと感じるのが大事。
↓
なぜ、このフレームワークが大事なの?
このフレームワークは、問題解決において思考を整理するために使えます。
例えば、コミュニケーションにおいて、
ひょっとしたらあの人は自分のことを嫌っているかもしれない。
だからちょっと距離を置こう。
みたいなケース。
このような「~かもしれないから、~しよう」という会話は日常生活で頻繁に起こります。
なんでそう思ったの? と尋ねると、
う~ん、なんだか素っ気ないんだよねといった話が続くとして、
これを空・雨・傘に置き換えてみますと、以下のようになります。
空(事実):(なんだか素っ気ないんだよね)
雨(解釈):ひょっとしたらあの人は自分のことを嫌っているかもしれない
傘(判断):だからちょっと距離を置こう
事実→解釈の工程がちょっと曖昧に感じられませんでしょうか。
ここでのポイントは、
事実を誤ると解釈を誤ります。
解釈を誤ると判断を誤ります。
でも意外と事実を整理せずに解釈から考え始めてしまっていることって多いんです。
↓
思考の偏りについて
前述でいうと、「ひょっとしたらあの人は自分のことを嫌っているかもしれない」といった解釈を先にしてしまい、
ひょっとしたらあの人は私のことを嫌っているかもしれない、だって
・事実こういうことがあって
・事実こういうこともあった
だから、私はあの人と距離を置くんだ。
という思考の流れになってしまうケースがよく起こります。
これ、何がまずいかと言いますと、順番が逆なんです。
結論ありきで根拠立てる事実を探すという流れになってしまっています。
これを思考の偏りというのですが、結論ありきで物事を考え始めてしまうと、事実の部分に主観が混じったり、都合の良い情報だけを集めてしまいます。
例えば、ビジネスシーンの提案においても、
私はこういうことをしたいと考えています、なぜそうしたいかというと、
・事実こういう数値があって
・事実こういうお客さんからの反応もあって・・・
という話の組み立てをしたとして、根拠にあたる事実の列挙が偏っているケースってありませんでしょうか。
聞き手は「なんだか都合のよい事実だけ並べてない?」って思ってしまいますよね。
逆なんです。
事実→解釈にしないといけないんです。
↓
不都合な事実も客観視する
空・雨・傘のフレームワークは、ビジネス以外にも日常生活でもかなり応用できます。
・事実を誤ると解釈を誤ります
・解釈を誤ると判断を誤ります
ゆえに、事実→解釈→判断という流れになっているかを確認する。
なぜ、わざわざこんなことを意識しながら考えるかというと、問題解決するための思考が必要な時って、基本的に事実は都合の悪い状態なんですよね。
自分事の時に、つらい問題からは目を背けたいものです。
でも、解決するためには、まずは目を背けずに事実を認識しなければなりません。
そんな時、フレームワークを使うと、自身の気持ちを客観視できます。
自身の思考の客観性を担保することで、物事を正しく理解できるようになります。
人は他人のことは好き勝手言えるし、本人以上に見えていたりします。
雑な表現に感じられてしまうかもしれませんが、他人事だと思って書き出してみるのが重要です。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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