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【大喜利力向上】アイデア、ひらめきを促進するラテラルシンキング

おはようございます。
あおはるです。

大喜利をみていて、スッと面白い発想が出てくる芸人さんすごいなーと思いながら、アイデア、ひらめき力について考えてみます。



ラテラルシンキングについて

表題のラテラルシンキング。

ロジカルシンキングやクリティカルシンキングとあわせて、トリプルシンキングなんて言われていたりします。

それぞれ、以下のような思考と言われており、
・ロジカルシンキング:論理的思考
・クリティカルシンキング:批判的思考
・ラテラルシンキング:水平思考

ざっくり言うと、物事を体系化、構造化するのがロジカルとクリティカル。
ビジネスでわかりやすい説明をする時に意識するものです。

・ロジカルシンキングは「なぜ?」という視点
結果に対して、「なぜ?」を問いかけ原因を並べ、因果関係を探ります。

・クリティカルシンキングは「本当に?」という視点
ロジカルシンキングとセットで使うことが多いですが、一度考えたことに対しても疑う視点。思い込みや偏見がないかを探ります。

そして、ちょっと異色なのが、ラテラルシンキング。
これはロジカルシンキングが結果に対して「なぜ?なぜ?なぜ?」と垂直に掘り下げて考えていくのに対して、「もしこの前提がこうなったら~」と、制約をなくして考えを広げます。

ラテラルシンキングの有名な例

例えば、ビジネスにおいて、以下のような問題があったとします。

あるテーマパークで、アイスクリームを販売した。
アイスクリームはとても好評だが、カップやスプーンなどの容器をそこらへんに捨ててしまう人が多く掃除が大変になった。
この問題を解決するためにはどうすればよいか?

これ、クイズではないので正解は無限にありますが、ロジカルとラテラルの比較で回答すると以下のようなものになります。

ロジカル
・ゴミ箱を増やす

ラテラル
・容器を必要としないソフトクリームにする

なんとなく水平回答のイメージがつきますでしょうか。

(もちろんソフトクリームにしたらアイスと同じ味にならないとか、ソフトクリームにしたところでコーンに巻くゴミは出るだろうとかあるのですが)答えとして合っているかどうかではなく、前提から見直している(ゴミになる容器自体をなくす)考え方、というのがラテラルシンキングのポイントです。

大喜利から学ぶラテラルな思考

さて、このラテラルシンキング、特に芸人さんが上手です。
例えば写真で一言。

松本さんが自粛期間中にTwitterでもされていて話題になりました。

この写真を面白く説明してくださいと言われた時、

ロジカルだと、この写真の要素を活用して置き換えます
・状況、電話の相手、内容(ゴリラが電話を使えるとしたら起こりそうなこと)

ラテラルだと、この写真の前提を変えてみます
・ゴリラじゃなくてこれは浜田さん→浜田さんが言いそうなこと
・電話をしているようにみえるが別のことをしている

最後にラテラルシンキングの注意点

ラテラルは面白い発想に繋がりやすいですが、あまりにも発想を広げ過ぎると、それって全然別の話じゃんとなってしまいます。

ロジカルとラテラルは相互に補完し合うように使うと良いものでして、まずはロジカルで論理的に構造を組み立てて、その上でラテラルで前提を変えてみたらどうなるかと思考実験するというのが王道です。


以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
皆様、良い週末をお過ごしください。



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発想をビジネスに転換するという考え方でオススメの本がこちら。

TEDTalksでもこんなトークがありました。

科学者のマリリー・オッペッツォが行った実験をもとに、アイデアを出す方法(ブレインストーミング)のコツ




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