アオキハルカ

考える人。作る人。

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はじめに

「留学から帰ってきたら、あんなことこんなこと話したい」と思いながらイギリスにいた。 けれど、帰ってきたら案外あんなこともこんなことも話す機会がない。人と会えない、という今までにない奇妙な期間ではあるけど、むしろ電話などよくするようになった。それでも、あまり話していない。というのは、相手にとってべつに興味ない話だろうから。独壇場というか、相手に共感してもらうような話じゃなく、一方的にどうしてもなってしまう。 しかし、やはり人間なもので、話したりして反芻しないと忘れてしまう。

    • やったことないからできない

      2019年の9月、ファウンデーションコースへ入学。 "入学手続きはこの3日間のうちにしてください"以外、何も知らされないまま大学へとりあえず向かった。ちなみに、寮の契約の都合上、その3日間の最終日ギリギリでの手続きだった。 大学に着いたそこにあったのは、サンセリフ体で書かれたEnrolment(入学手続き)の文字とでかい真っ黄色の矢印ひとつが蛍光ピンクのベタ背景に印刷された大きな看板のみ。 前の大学での懇切丁寧な入学手続き等の案内用紙と比べて、なんともシンプル。メール以外

      • ジャンクな作品を作る勇気をもって

        一年前の10月15日、 留学して1ヶ月が経った頃に書いていたノートをもとに書いてみた。 この1ヶ月、生きるのに精一杯だった。英語の出来なさにへこたれつつ、慣れない掃除洗濯料理をこなし、宿題はままならずともとりあえず毎日学校へ行き、気づいたらprogress tutorialという名の一対一の面談があり、あえなく惨敗し、身も心も疲弊していた。ちょうどその面談の直前あたりに生理がきて、生理前に精神的にずーんと落ちてしまう体質ゆえ、余計にやられた。ついでに、I'm on my p

        • 語り尽くされているだろう言葉の壁の話

          デザイン留学ではあったけれど、やっぱりまずはじめに立ちはだかる壁は言語だった。コミュニーケーションが何の障壁もなくとれることがいかに貴重だったかと痛感した。 IELTS5.5を12月にとってから、約8ヶ月あまり英語の勉強もせずロンドンに来てしまった。けれど、正直なんとかなるだろうと思っていた。 しかし、はじめの3ヶ月はもうそれはそれは地獄だった。先生が何言ってるのか分からない、学生同士の会話は余計にわからない。グループディスカッションになってしまえばもう、発言する勇気の前

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          ロンドンでデザイン留学をしてきた

          2018年の春、就活が解禁された。 私もぼんやりと、まわりと同じようにふつうに就職活動をしてデザインの仕事につくのだろうと思っていた。なのに、モヤがかかったようにいきなり自分が何がしたいのかわからなくなった。 必死にがんばったつもりだったこの大学3年間、自分は何をしていただろう。 デザインのデの字も知らず、「生活デザイン学科」に入った。理由は、美術の授業が好きだったから。とにかく、なにか作ったりして、それを職業にしたかった。推薦入試で面接なんてしてたら、落ちてただろうな

          ロンドンでデザイン留学をしてきた

          ロンドンより、備忘録

          留学から4ヶ月。 2020年1月11日の備忘録。 •スーパーの出来合いのご飯なんか食べるより自分で作る方が美味しいし安い。 •ライスヌードルが便利で美味しい。 •マッシュルームが美味しくてほとんど毎日食べてる。 •にんじんは美味しいけどナスは美味しくない。 •包丁の切れ味が驚くほど悪い。 •クロワッサンはどこのを食べてもとびきり美味しい。 •ショートブレッドが本当に美味しくて太る。 •最寄りのスーパーのパンコーナーの袋がプラスチックから紙袋になった。 •キッチンペーパーの包

          ロンドンより、備忘録