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フィルムカメラに思いを馳せて その5-4:LC-A+ Splitzer

——勝利の法則は決まった!


はじめに

 LC-A+の発売から十数年。我が国はネガフィルム派、ポジフィルム派、インスタント派の3つに分かれ、混沌を極めていた…!

 …というのはさておき、物事にはこう、相性の良さ、というのを意識せざるを得ないケースが存在すると思っています。

 例えば鶴を見たら亀を想像するとか、太陽と大気を海のコンビネーションによる地球、とか。当然ながら組み合わせによってはアンマッチになってしまうケースも多いけれど、今回紹介するLC-A+は、基本的には何を付けてもベストマッチ!となり、全く別の性能を発揮するカメラとなります。

 例えば、前々回に紹介したアタッチメントレンズや、前回紹介したインスタックスバックを組み合わせることで、通常ではありえない撮影や写真を生み出すことができます。

 もっとも、マジな話をするとその組み合わせは偶然の産物ではなくあらかじめ商品展開が決まっていたのでそのような「仕様」にできる、という風に言い切ることもできますが、足元の問題はそのアタッチメントすら見つけるのが難しいのです(筆者調べ)。

今回紹介するのは、その中でもとくに探すのに時間のかかったアイテム。

さぁ、紹介を始めようか!

Splitzer

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