見出し画像

イーロンマスクさんに僕は少しだけ似ていると思った

皆さん、こんばんわ蒼葉レイです。

普段は大学生の視点でお話するZ世代のSNS事情や不登校を経験した自分だから話せる教育やメンタルの話を発信しています。

今回のタイトルは、「天才イーロンマスクさんとお前を比べるな!」という方がいるのは承知の上で、彼のメンタル事情について僕の中でも思い当たる節があったのでお話してみようと思います。


イーロンマスク氏はアスペルガー症候群だと自認している

イーロンマスク氏は2021年に出演したテレビ番組において自身をアスペルガー症候群であると主張しています。

このアスペルガー症候群というのは、人との関わりやコミュニケーションが苦手だったり、興味が過度に偏る人の特性の事を指します。

これは、遺伝等の影響からくるある人が持つ特性の一つとされていますが、原因は不明です。

あくまで、特性の一種、個性のようなものなので、アスペルガーである事は決して異常者である事を指しません。

その上で、他者の気持ちを想像したり、共感する事が難しく、本人は自覚無く周りの人から距離を置かれてしまう事もあると言います。

ただ、拘りが強いというアスペルガーの方の強みが作用し、優秀な起業家になる方も多く見られます。

マスク氏は幼少期、友達を作る事が苦手だったと言及していて、自分が興味があるSFや物理の話を面白いと思ってくれる友人に大学生まで出会えなかった葛藤を味わい、孤独だったそうです。

これは同時に周りの同級生が話す内容が面白いと思えないし、自分が彼らに合わせるのが辛い、面倒だという感情も強かったのではないかなと思います。

僕も同級生の話題に自分がそれを面白いと思えず、自分が興味がある事を打ち明けるタイミングもなくて親友を作るのは難しかったです。

ただ、僕が野球に興味を持った時は同級生内で「野球」の話で盛り上がれたり、「ポケモン」の話で盛り上がれた時は始めて本当の意味で自分が熱量を持って話せる友人に出会えたと思います。

そう言えば、ポケモンは学校で話が合わない事で苦労しないように親が購入してくれたものでした。

また、無理に他人に合わせるくらいなら孤独でも良いという感情も強かったかもしれない。

孤独で良いとまでは思っていないけど、ずっと周りの興味の無い話に合わせるのがとにかく苦痛だし、どう反応すれば良いか分からない。

また、自分は幼稚園の時から自分から声を発して誰かに声を掛けるのが苦手だったし、自分の感情を100%出すと周りからは理解されないと感じていました。

明らかに「自閉気味」でしたし、殆ど人と会話しない人として扱われました。

それでも、テストで良い点を取ったり、市や町の作文コンクールに受賞したり、リレーのアンカーをするなど、勉強やスポーツで成果を出せば褒められて居場所が手に入る。

僕の場合は皆んなが納得する成果、勝利を挙げられる人で居続ける事が居場所を作る事でした。

マスク氏も自分から価値を創造し、それを認めてさせるという生き方が彼の生存戦略でもあるし、何よりも喜びかもしれません。

イーロンマスクさんが抱える父親との確執

マスク氏は時に冷酷で合理的な経営者とされたり、狂っていると見られる事もあります。

しかし、僕はそれは彼の一側面で、彼は本当に純粋で繊細な人間に感じます。

マスク氏の家族は彼が10歳くらいの時に離婚していて、ある時期からは父親と過ごしていたようです。

マスク氏はそれを後に「後悔している」という趣旨の発言をしています。

そして、この父親との関係や家族からの愛情の渇望もマスク氏を考える上で注目すべきポイントなのかもしれません。

マスク氏は父親の感情が激しく揺れ動く性格に悩まされてきました。

そして、マスク氏自身、そんな父親の特徴を引き継いでいるが、そんな父親のようにはなりたくないという葛藤も抱えているようです。

ただ、父親は必ずしも常に冷酷だった訳でもないようで、機嫌が良い時には良き父親のような行動も見せていたようです。

メンタル事情は「遺伝50%・環境50%」とい比率で決まるそうです。

つまり、遺伝要因は大きいが、環境要因で補え切れないとも言い切れない、何とも曖昧な割合です。

マスク氏の性格は必ずしも父親の性格のみを由来しませんが、彼の中で父親との確執は大きなテーマらしいです。

マスク氏には少年らしい可愛げがある

彼は孤独な幼少期の中で、沢山の本から多くの知識を得て、自分なりの世界観を持って生きてきたと話しています。

僕も幼少期は友達を作るのが苦手だったので、本を読んだり、レゴを使って自分なりの世界とその世界に住むキャラクターに役割やストーリーを考えながら遊んでいました。

そして、マスク氏はこの時の読書体験が今の「火星に行きたい!」だったり、「スーパーアプリXを作りたい!」という感情になっていると言います。

彼はいずれ地球は住めなくなると本気で信じている所がありますし、それが彼のスペースXを作る大きな理由の一つであり、彼は人類を救うスーパーヒーローのような役割を担えると考えているのだと思います。

そういえば、アイアンマンのモデルは「イーロンマスク」であるとも言われています。

また、「X」に拘る理由も色々と考えがあるようですが、一言で纏めると「カッコイイから!」。

そんな所は彼の可愛げだと思います。


皆さんはイーロンマスクさんをどのように考えますか?

参考にした書籍



Amazon Audibleから一ヶ月無料で自伝「イーロンマスク」(文藝春秋)が聴けます!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?