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子どもの「小さな手当て」

私が「頭が痛い」と言ったら、
その小さな手で頭をなでてくれる。

私が「お腹が痛い」と言ったら、
その小さな手でお腹をさすってくれる。

痛いって言えば必ずやってきて、そっと触れてくれる。
それを期待して「痛い」と言ってしまう私。

この間、お腹が痛くて二度寝していた私を起こした後、
「肩と腰、どっちがいい?」と聞いてきた。
「なんでお腹が痛いのに肩と腰?」と思ったことは言わず、
気持ちがうれしいので腰を叩いてもらった。

その数、10回くらい。
その小さな手で、トントン叩くのは大変なんだろう。
大人が思うよりずっと、力がいるのかもしれない。

これって、本当に「手当て」だなぁと思う。
小さな手で、私の大きな体をさすってくれたり、
トントンしてくれたり、その気持ちだけで治る気がする。


その後、朝ご飯をつくっていたら、娘が「ママ用のぬり絵をつくった」と
キッチンに見せに来たので、「かわいいなぁ」と言ったら、
「たいしょうねんれいもかいたよ」と。

対象年齢?
裏を見ると「おとなたいしょうねんれい20~54」と書いてある。

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「ママもぬり絵できるように対象年齢54才までにしといたで!」

…ちょっと待て。私はまだ40代だ!

娘のやさしさ?にふれた一日でした。

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