プロの小説家に必要な才能は『小説を書く才能』じゃないと思うんだ
web小説を書いて6年のあおいです。そんな僕は『小説を書く才能』ってのはわりと誰にでもあるんだと思ってる。
ここでは短編しか公開していないけど、こんな僕だってそれなりのを書けるんだからね。
それに「人は1冊分は何か書ける」と、よく言うだろ?
だけどプロの小説家。多くの人が買いたくなるような小説を書く才能は結局、『小説を書く以外の才能が必要なんだ』って話をしていく。
需要のある商品を創れる才能
プロの小説家に必要な才能はこれだと思う。
文章力とか表現力ってのはそう必要ない。結局『人々が求めている商品』を書ける才能が必要。
ライトノベル。いや、なろう系と言った方が的確かな。それらはまさに商品だと思う。
なろう系と、呼ばれるくらい類似の小説がたくさん世に出てきた。プロの小説の作品としてね。
でもそれらなろう系を好むユーザーが多かったという証拠だ。そう、需要があった。
だから他のユーザーからは「またか」とか「もう飽きた」とか言われようと、毎年なろう系は出てくる。
だってそれらは売れる商品だから。
売れる小説を書く才能は、誰にでもあるわけじゃない
みんながみんな、自分が書きたい物を書いて、それが売れたら幸せだけどそうじゃない。
みんな自分が書きたい物を書く才能はあるんだ。だから『小説を書く才能』ってのはたいていの人にはある。やらないだけ。
だけど『売れる小説を書く才能』これはみんなにあるものじゃない。
まさにTHE才能。って、くらい優れた能力だ。
世の中に敏感で、書きたくない物でも小説として書けて、それなりに面白い。そういうものは書こうと思っても書けない。
誰でも茹で卵はつくれる
みんな茹で卵はつくれるよね?
小学生でも高齢者でもつくれる簡単な料理だ。だけど『美味しい茹で卵』をつくるにはちょっとコツや経験、知識が必要じゃない?
美味しい茹で卵をここでは『半熟のとろとろ卵』に設定する。ラーメン屋の味玉みたいな感じ。
それってさ、小学生がいきなりつくれるかね?
ちょっと難しいよね。多分茹ですぎて固茹でになる。
だって彼らは、知識も経験もない。茹で時間で黄身の固さが変わることを知らない。
──小説もこの茹で卵と同じだと思う。ってことを言いたい。
みんな小説を書けるんだよまじで。やれば誰でもそれなりのものは書ける。形にはなる。
だけど『半熟のとろとろ卵』をつくれるかというと、それは違う。やはり何年か書くべきだし、勉強も必要。リサーリもだ。
これは絵でもなんでもそうだね。
まとめ:才能をさらに開花させなければプロにはならない
人間基礎的な才能はみんないくつか持ってんだよ。
泳ぐ才能。早く走る才能。数学が得意な才能。サッカーボールを強く蹴る才能。
とかとかね。
だけどその才能だけではクラスでちょっとすごい人。さらに開花させなければプロにはなれない。
だからもし「俺は小説を書けるからプロになろう」って人はその才能をさらに開花させないとダメ。
今のあなたはクラスでちょっと上手に小説が書ける人なんだ。
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