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世界一周ビールの旅!15日間10都市弾丸ひとり旅 #4アムステルダム

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5日目(9月4日) コペンハーゲン→アムステルダム

機内食、ややボソボソ

コペンハーゲンからアムステルダムのスカンジナビア航空ビジネスフライト。

昨日のフライトと同様のパッキングされた給食が出た。ハムのサラダ、舌に残るヨーグルト、ボソボソのあったかいパン、オレンジジュース。

久しぶりにビールと水以外の飲み物を飲んだ。オレンジジュースのビタミンが体に沁みる気がした。うまい。

昼飯を食べずにすぐ美術館に行くつもりなので、ボソボソも全て胃袋に入れておいた。


ゴッホ美術館・国立美術館へ

ミュージアム広場

アムステルダムスキポール空港からは、電車でセントラル駅へ。チケットも乗り場もわかりやすい。走行中の音がものすごく静かで驚いた。

ホテルへ荷物を付け、ゴッホ美術館への道のりもチェックし、歩いて30分ほどだとのことで、徒歩で向かう。

またまた1時間以上の回り道をした。

ここがポイントだと思って時間をかけて入念にチェックした交差点で90度間違えていた。そして毎度のことながら気づかずにずんずん進んでしまった。左足にできたマメが痛い。自分は方向音痴だということに、少しずつ気が付き出した。

美術館の集まる公園(ミュージアム広場)は広く清潔で、有名な「I amsterdam」のオブジェが待ち構えており、多くの観光客が思い思いに写真を撮っていた。

登っている人も多く、2文字目のaが一番人気だった。曲線が収まり良いのだろう。

少数派だがtの上でTになる方もちらほら。結構高いのに。危ない。

期せずしてかなり歩いたので、小腹が空いてフードトラックのホットドックを食べた。

100% Chikenとうたっていた。

なぜそこを。

全く惹かれない。

付け合わせで盛り放題の玉ねぎ、ピクルス、フライドオニオンとケチャップ、マスタード、マヨネーズで、事前に下がったハードルよりも遥かに美味しく仕上がった。


ゴッホ美術館

ミュージアム広場の少し奥にあります

長蛇の列だったが、事前予約していたので全く待たずに入館。「アーモンドの花」が今イチオシなのか、お土産でも一番目立つ位置に陳列している。

1888年に左耳を自ら切り落とし、1890年に拳銃自殺。

自画像やひまわり等、これでもかと絵の具に絵の具を重ねている実物はとても生々しかった。

ただし、1890年に描いたというアーモンドの花は絵の具の重なりが少ない。むしろキャンバスが見えている花びらも多く、作品ごとの対比がおもしろかった。

実際の絵を間近に見ると、凹凸から描いたときの筆の運びがイメージできて面白い。

有名な自画像の目の部分などは、丸く縁取ってから中を斜めに塗っており、ゴッホもそうやって書いてたんだね、と暖かい気持ちになる。

来て良かった。


次はすぐ近くの国立美術館へ。

国立美術館。こちらはミュージアム広場の入り口にあります

広い。綺麗。

足が棒なので飽きたらすぐハイネケン・エクスペリエンスに行くと決め、まず先に今回の大目的、「レンブラントの夜警」がある2階から見ていくことに。

いきなり目に入って来ないよう、レンブラントの部屋に入る時には伏し目がちで絵に背を向けてから、絵の正面で振り返った。

でかい。

とにかくでかい。

絵は教科書で見たそのものだった。絵の質感を見たかったが、近くまでは寄れず。

「フェルメールの牛乳を注ぐ女」は結構近くで見れた。注ぐ牛乳の筋にまで陰影があり、細かい仕事に見入った。

その二つでもう満足だった。

30分ほどで出た。


ハイネケン・エクスペリエンス

存在感あります

ミュージアム広場から徒歩5分のハイネケン・エクスペリエンスへ移動。こちらも30名ほど並んでいたが、事前予約ですんなり入ることができた。

中はこれこそまさにディズニーランド。もしかしてオリエンタル・ランドさんが運営してるのかと思うほど、一つ一つの展示がアトラクション化されており、引き込まれる。

Brew You Rideはスクリーンに合わせて床が動くスターウォーズそのものだし、オリジナルの写真やボトル作成など、来場者とハイネケンを結びつける要素がとても多かった。相当金がかかっている。そして簡単に真似できるものではない。

昨年見学した世界No. 1シェアを誇るバドワイザーのアンバイザーブッシュ・セントルイス工場、おととい見たダブリンのギネス・ストアハウスと比較しても、ハイネケンの「見せ方」は圧倒的に世界最高峰だと感じる。

ハイネケンも見学後には最上階のバーでビールが2杯飲める。

開放的な空間、クラブミュージック、一人の自分は1杯だけ楽しみそそくさと退散した。

ハイネケン・エクスペリエンス最上階のバー

トルネードづくし

テイクアウトのディナー

帰りは久しぶりに迷わずにホテルへ戻り、チェックイン。部屋は狭く、床が斜めだった。おそらく5°近く傾いているのではないか。

ホステルよりはマシだが、怖い。

オランダは歴史的背景からインドネシア料理が有名らしく、アジア系を食べたくなった。

疲れ切っていたので、アジア系のテイクアウトでトルネード・ガーリックシュリンプ・ヌードル8.9ユーロ、Sushiと大きくうたっている店でトルネード・アボカド寿司5ユーロ、小さなタバコ屋でハイネケン350缶2.5ユーロ。

トルネードづくし。

何がトルネードかは全くもって不明だが、味は良い。ガーリックシュリンプが乗った焼きそばと普通のサラダ巻きにハイネケン。

そら普通にうまい。

明日はアメリカへ移動。これでヨーロッパも終わりかと思うと、早いなと感じる反面ホッとする。ミュンヘン、ダブリン、コペンハーゲン、アムステルダムは石造りの似たような建造物がたくさんある印象で、途中からやや既視感があった。

日本の文化との違いはやはりとても大きい。木造建築が多く、なんとなく温もりを感じる日本の良さを再認識した。

そして4つとも街の一番と言って良い立地にハードロックカフェがあった。

ミュンヘンはホフブロイハウスの隣、ダブリンはテンプルバーエリアのほぼ中心、コペンハーゲンは市庁舎前、アムステルダムは国立美術館の向かい。

なかなかやるな、ハードロックカフェ。

同じものが自分の住む東京の街にもあると思うと、少しうれしい。


6日目(9月5日) アムステルダムの朝

朝6:40に目覚ましなしで起床。まず虫の有無を確認してしまった。虫のいない良いベッドだった。

昨日つい欲しくなり買ってしまったハイネケンの名入りボトル(好きな文字列を入れられるやつ)。中身を飲んでしまえば機内持ち込み可かと考えていたが、よくよく考えると瓶自体が凶器になる。持ち込み不可なはず。甘かった。

預け荷物を作るのは旅程的にも面倒だ。日本に郵送しかない。空港から郵送すべく、これまで購入した他のお土産と一緒に包んだ。お土産がなくなったバックパックはとても軽い。

早めにホテルを出れたので、せっかくだし飾り窓地区を散歩。

飾り窓の部屋では、窓をあけ放っておっちゃんが一生懸命掃除していた。
すぐ向かいには教会。
その通りを幼稚園くらいの子供を自転車の後ろに乗せ、お父さんが通る。

世界は色々だ。

この後はついにヨーロッパからアメリカへ。まずはヒューストンの宿で洗濯をしなければ。


アムステルダムに住みたい度: 4

(最低1、最高10)

  • 中央駅を出てすぐの景色は素敵。

  • 港町ゆえ、食事も各国のものが楽しめる。運河や歴史的な建造物、何より美術館公園が好みであった。

  • 一方で、市街地は住むには厳しい。ほとんどの建物は前のめりに傾き、今にも運河に飛び込みそう。

  • 大麻の匂いなのか、くすぶった匂いが街中に漂う。

  • 郊外の運河沿いなら少しはマシかもしれない。

  • ここまでのところ、住むにしてはミュンヘン以上ダブリン未満。


『世界一周ビールの旅!15日間10都市弾丸ひとり旅 #5ヒューストン(ビール一休みでNASA)』に続きます


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