肉焼く係と皿に入れられる係
今日は午後から友人たちと集まってBBQだった。正直、直接的な友人ではく、友人の友人たちとのBBQだったので、気を遣いまくった。楽しかったけれど。たくさん笑ったけれど。
こういった集まりのときのわたしのポジションは肉を焼く係が多い。仕切りたいわけではないのだけど、男女混合で、夫婦や子連れできているなか、わたしは子連れでも夫婦でもなんでもないので、何かと気を遣って、率先して裏方に回っていく。
焼くね〜、となって焼いても、肉の焼きあがるペースまでは管理できないので、焼けたらどうぞ、とってね、あ、焼けたよ〜なんて声をかけているけど、みんな マイペースなので、肉を焼いたって食べない人だっている、そういうときに肉を焼くタイミングっていつなんだろう、枚数ってこれでいいのだろうか、とか頭の中で思いながら焼いていた。思っているだけでとくにどうしようもなく、みんなが食べる時は食べるし、食べない時は食べないし、肉たちが無情にも炭になるときだってある。そうして炭に成り果てた肉を食べる。スナック菓子のようにパリパリいう。でも肉の味はする。みんなは楽しそうなのでそれでいいのだけれど、BBQの肉を焼くペースの最適解はわからない。食べながら話しながらも、私が並べた肉や野菜たちが誰にも触れられず黒焦げになっていくのをただ見つめる時間、寂しくは無いのだけど、あーもったいね!みんなセルフで焼く方がいいのかな、なんてことも思う。なんだかぼっちみたいな書き方をしているけれど、そうでもなく、たくさん会話もしているし、友達の友達の子どもを抱いて遊んだりもした。おもてなしをしたわけでもなく、ただ楽しんだだけのはずだけれど、自分の心がすこしだけ自分の芯からズレている感覚があった。楽しかったよ、でも、肉や野菜はたくさん、不満があっただろうな。
帰ってきて煙臭くなった服を脱ぎ捨て、早々にお風呂を済まし、すっきりした体でスキンケアを終わらせたら、自然と坐禅をくんでいた。10分ほどそのままいたけれど、疲れだけが体に溜まっていることがわかった。
精神統一。せーしんとういつ。いつのまにかそう考えていた。
気を遣うベクトルがたくさんあったからかな。楽しかったけれど、とても疲れた。
またおそらく2年後くらいにやるのだろうけれど、そのときまでに、肉を焼くペース最適解がわかるといいな。
疲れすぎて眠れない日なのでこれから本を読む。そうして先週〜今週にかけて読みたい本が増えたのでリストアップしておく。いつ読めるだろうか。
夜はまだまだ長い。猫を抱きたい。今日に限っていない。
読みたい本
・思慮深いうたた寝 小川洋子
・愛と家族を探して 佐々木ののか
・グレゴワールと老書店主 マルク・ロジェ
・西瓜糖の日々 R・ブローティガン
・僕はマゼランと旅した S・ダイベック
・秋風日記 福永武彦
・音楽 岡野大嗣
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