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W杯最終予選 オーストラリア戦解説 〜日本代表も森保監督も首の皮一枚繋がった劇的勝利〜

どうも、サッカー作家の青砥シロです。

今日はサッカー日本代表のW杯最終予選のオーストラリア戦を、ビール片手にさけるチーズをつまみながらTV観戦。
試合を通して感じたことや森保監督評をここに書き記したい。
記事冒頭の「サッカー作家」ってなに?という声もチラホラ聞こえるが、語呂重視で言ってみただけで深い意味はないので、どうかこのまま書かせてほしい。

結果

結果は2対1と劇的勝利。
これで2勝2敗となり、W杯本戦出場権獲得に向けて望みを繋げた。W杯に出場するには日本が属するグループBで2位以上に入る必要があるが、そのために今日の試合は絶対に勝つ必要があった。
ヒヤヒヤするシーンもあったが、結果が全ての世界。これで首の皮一枚繋がった。
おめでとう、ニッポン代表!

試合内容

今日の試合、前半10分の田中選手の先制ゴールで始まった。
今日の日本代表は、試合開始から気持ちのこもったプレーが際立っていた。前線からの守備や球際の激しさの質が高かったし、攻撃のリズムも悪くなかった。その流れの中で、南野選手のクロスからの田中選手の先制ゴール。シビれた。

後半はドラマティックな展開だった。
フリーキックから同点に追いつかれるも、41分に浅野選手のシュートでゴール。(正確にはポストにあたってDFに跳ね返ってオウンゴール。)
最後は1点差を守り切り、逃げ切った。

素晴らしかった選手

(以下、敬称略)
今日の試合、フルタイムで効いていたのは、田中、遠藤、伊藤の3人だと思う。特に田中と遠藤の2ボランチは、今後も固定でよいのではないか。
まず、遠藤のボール奪取技術や前への推進力はさすが。一番安定感がある。
そして田中。森保監督が前の試合まで柴崎に拘っていたのは柴崎のパスセンスに期待してのことだと思うが、正直、田中のパスセンスは柴崎よりも上回っていると思う。守備やデュエルでも柴崎以上のものを感じるし、田中は今後もスタメンした方がいい。
また、伊藤の縦へのドリブルも効果的だった。伊藤がスピードで相手を振り切るシーンは見ていて本当に気持ちがいい。
さらに今日の試合では、大迫のところでボールがある程度収まったのも、攻撃にリズムが生まれた要因だと思う。ただし大迫は消えている時間帯も多かった。今後も大迫をスタメン起用するのかどうかは、大迫のコンディション次第だと思う。

対戦相手オーストラリアについて

対戦相手のオーストラリアは、W杯予選において連勝記録を作っていたということだが、そこまで脅威に感じなかった。10番の左足と前線の長身選手の高さが少し怖かったぐらい。ただ、そんなに迫力はなかった。ゴールシーンのフリーキックを除いて、オーストラリアはチャンスらしいチャンスを殆ど作れていなかった。前半にビッグチャンスが1つあったぐらいか。
いずれにせよ、このチームがアジア予選で無双していたのであれば、日本だってアジア予選の首位を独走できるポテンシャルは十分にあったと思う。

森保監督の解任待望論について

2019年2月にアジアカップでカタールに敗退し、森保監督の手腕への疑問の声が局所的に聞かれるようになった。批判対象になっているのは、戦術や戦略がないという点だ。その後、2019年6月のコパアメリカや2021年8月のオリンピックでのやり切れない敗退があり、9月から10月にかけてのW杯最終予選の前半戦でオマーンとサウジアラビアにそれぞれ呆気なく敗戦。10月12日現在、森保監督の解任を求める声がかつてないほど高まっている。

自分も監督交代を望む1人である。試合後のインタビューで毎回「選手たちがファイトしてくれた」と精神論的なことしか言わないような監督に、世界の強豪達と渡り合えるようなチームを作り上げることは不可能だと思う。戦う気持ちはもちろん必要だが、どう勝つのかという戦略の部分を語れない人にチームを率いる資格はないというのが個人的な意見。

でも今日の試合を受けて、森保監督続投の可能性が高まったと言わざるを得ない。劇的勝利のあとに電撃解任というのは普通起こらない。そういう意味でも今日の試合は、W杯出場を狙う日本代表だけでなく、解任されたくないであろう森保監督自身にとっても、首の皮一枚繋がる勝利となった。

ちなみに、監督さえ変わればうまくいくのかというのは、また別の話。そこについても思うところはあるのだが、これはまた別の機会に書こうと思う。

まとめ

とにかく今日は勝ったので、1人の日本国民としてこの勝利を喜びたい。
おめでとう、ありがとう、サムライブルー!


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