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アトピー湯治旅 豊富温泉に行ってきました   ① 結果

アトピーに効果が高いと言われる北海道最北の温泉、豊富温泉に行ってきました。

こちらを知ったきっかけは私がしている「脱ステ・脱保湿」療法の藤澤先生のご著書と、アトピーの方のyoutubeです。仕事を辞めて時間ができたこと、脱保湿の皮膚状態がとても悪く、かなり参っていたのでなんとか現状打破できないかという思いから思い切って行ってみることにしました。それと(温泉のことは知らない)知人2人から立て続けに「北海道でも行ってのんびりしてきたら」、と言われたことも、きっかけのひとつでした。

以下はあくまで個人的な感想です。人によって、効果はだいぶ異なるようです。そして次回にしますが、行くタイミングも関係するようです。


結果を先に言うと
。 1週間(温泉に入れたのは実質5日)で、かなり、良くなりました。控えめに言って7割くらい。それはもう劇的に日いちにちといろんなことが改善され、みるみる皮膚が、傷が、再生されているのがわかりました。現在帰ってから4日めですがまだよい状態が保てています。


行く前の私の状態
。 かゆみ、乾燥、落屑、皮むけ、両手は数ヶ月同じ箇所を掻きくじいてずるむけの状態。脱保湿で荒れまくった皮膚表面は白く粉を吹き、少し手で触れるだけで落屑がものすごい。1日に大さじ2杯くらいは落ちていたと思います。身体には赤い皮疹がたくさん。

炎症や浸出液が出る、といったひどい時期を過ぎてはいましたが、4ヶ月脱保湿を続けても一向に健康な皮膚が現れる気配はない。ずっと同じような症状が続く日々でした。角質を自分で削り取っているようなもの、と思っていても掻くのを止められなかった。保湿、保湿がしたい!!  私に油を!!というサハラ砂漠状態でした。


映画のセットみたいに小さな集落。廃墟も多いがなんだかロシアみたい


豊富温泉について。 この温泉の最大の特徴はお湯表面には油が浮き、かすかに石油臭がすること。そして多少傷に沁みましたが、お湯が柔らかく、優しく、ゆっくりと安心して入れるお湯でした。

豊富温泉の泉質について
「美肌・消毒・炎症鎮静効果のある炭酸水素、メタケイ酸、メタホウ酸、マグネシウムと粗製石油由来のタールが絶妙な配合割合で溶解するアトピーに最も適したナトリウム塩化物泉系モール泉です」 

藤澤皮膚科 院長 藤澤重樹 豊富温泉ガイドブックより

油分に含まれるタールには皮膚のバリア機能に必要なタンパク質の一種「フィラグリン」の増加を促す作用があると言われます

豊富温泉のめぐみ「肌うれし」バンフレットより


実感としては、特に乾燥と、傷の再生に非常に効果があると思いました。これか。このフィラグリンの増加のおかげか。


乾燥について。 
入浴後の肌を触ると表面はさらっとしていますが、まるで表皮の一枚下にはうっすら油コーティングされているような落ち着きがありました。それまで入浴後は一気に水分が蒸発し、白い粉を吹いて小一時間ほど痒きむしり、落屑の雪。湯治を始めた数日は同様に痒みがありましたが、徐々に少なくなり、最終日の入浴後、ふと気づくとほぼ掻いていない!!!  もう、小躍りしたくなるほど嬉しかったです。

また、「湯の花」と呼ばれるすくい取られた原油!!!をおでこに直接塗ると、しわは消えないものの、皮膚がツルツルになりました。そしてなんと、二の腕、首、「ガサガサ」だった肌触りが一体いつぶりかの「すべすべ」になりました。夢じゃないかと思いました(この状態をなんども脳内イメトレはしてました笑)  ちなみに私含めて皆さん最後の上がり湯はかけず、湯治中は保湿剤はつけなくても大丈夫、とおっしゃっていました。

傷について。 お湯に浸かっている間は掻き傷がふやけて消えて見え、徐々に肌色を取り戻していきました。最終日には因幡の白兎状態の手の傷が新しいしっかりした肌に。手を使うことが怖くなくなりました。。身体の赤い皮疹もほぼ消えています。


結果まとめ。 
皮膚が強く、なりました。待ちに待った、新しい健康な皮膚、が生まれたのだと思います。ちなみにだいぶ緩和したものの痒みはまだあります。そして湯治期間中は、顔だけはまだ乾燥がひどく、皮むけ、落屑、笑うとしわっしわでした。比喩でなく梅干しばあさんです、きっと会った方みんなビックリしてたろうな・・・。顔が落ち着いたのは帰ってから。

総じて、「脱保湿の仕上げ」、だったと思います。

つづく。


毎朝のお散歩コースのコスモス。



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