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私はGoogle+の「サークル機能」が本当に好きだった

グループとかのサークルじゃありません。

私はかつて、Google+というSNSをメインに活動していました。

そのときに重宝していたのがサークル機能というものです。

※以下、今は存在しないSNSについて話しますので、うろ覚えの箇所があるかもしれません。理解した上で読んでいただけると助かります。

サークル機能とは?

サークル機能とは、Twitterでいうリスト機能のようなものです。

わからない人のためによりかんたんに説明しますと、フォローをするときに、「推し絵師」「友達」「親友」のように、フォローしている人をカテゴリ分けをすることができるという機能です。(一人に対して複数選択も可能

これにより、「推しの絵師はこのサークルに入れて通知が来るようにしよう」ということも可能なわけです(Twitterでも可能だと思いますが)。

また、サークルにいるメンバーの公開範囲は選択することができ、他人から見られないようにすることも可能でした。

なぜサークル機能が良かったのか?

これについて、理由としては以下のものがあります。

・サークルを変更しても通知は行かない(そのままなので説明省略)
・まとめて通知設定をすることができた(もう言ったので説明省略)
・投稿の公開範囲設定に利用することができた
・↑を利用して、相手にバレずに鍵垢のような運用をすることができた
プライバシー保護の観点で極めて有益だった

順に見ていきましょう。
まず、投稿の公開範囲に利用することができたというものがあります。

これはつまり、「親友」にだけ見えるように自撮りを上げるとか、「サッカー部」の人にだけ見えるように集合場所を連絡するとか、そういう使い方が可能だったことを意味します。

これはアカウントを移動せずに行うことができます。Twitterの鍵垢で同じことをしようとすれば、アカウントを移動する必要があります。2つ3つならいいですが、あまり増やすと面倒ですよね。

そして応用編と言ってはなんですが、愚痴垢をお持ちの方、Google+ではアカウントを移行せずして同じアカウントで愚痴を書くことができました
もちろん、友達あるいは親友にしか見えないように。あるいは、嫌いなやつからは見えないように。

また、サークルから外しても相手には通知されません。よって、愚痴る直前に愚痴相手をサークルからぽっと外してしまえば、通知を送信したり相手が知ることもなく、平和的に(?)愚痴ることができます。
Twitterで鍵垢をブロ解したら誰でもわかりますよね。

サークルに追加したいときも、「鍵垢にリクエストを送信して…」とかしなくていいです。こっちからちょちょいとすれば完了。とっても楽です。

さらにさらに、はじめから殆どの投稿を限定公開にすることにより、鍵垢であるかのようなアカウント運用をすることが可能です。

実際身近に一人、それをやっている人がいました。
彼は今鍵垢なのですが、絵描きが集まるコミュニティ(グループ)に対する投稿は一般公開に設定していました。

これにより、「得体のしれないやつ」ではなく、「ああ、普段は絵を描いているんだな。でも、一般投稿(注:個人のつぶやきをするのに使われていた)はあまりないから、フォローされたら見れるのかもしれないな」という推測ができます。
大変安心感があります。

鍵垢にこもっている得体のしれないやつだと普通の人はいきなりフォローなんてしません。もちろんフォロワーどころか人脈もろくに増えませんし、知名度も一生伸びません公開垢を作る他に手段はないです。

最後に言いたいのは、この機能はプライバシー保護の観点から言うと極めて有益な機能であったということです。

インターネットは色んな人が見ています。あんな人やこんな人もみています。その中にはオフパコを狙っている人や、ストーカーあなたのことが心の底から憎い人なんかも当然含まれています。

公開垢に無防備に自撮りや家の周辺の写真を上げると危険だ!なんていうことはインターネット老人会にご所属の皆さん方であればご存知だと思いますが、公開垢だと回避方法が存在しません

そこで、例えば「自撮り」は「親友」に、「たまにつくる料理の写真」は「フォローしている人だけ」に、「絵」は誰でも見られるようにする、ということがかんたんに可能なわけです。

これにより、外から見に来た不審者諸君は直接投稿主に近づき、仲良くなるという回りくどいステップを踏まなければそれらの画像にアクセスすることができなくなります

こうしてあなたの貴重なプライバシーは守られます。

もちろんデメリットもあった

いいところばっかり書きましたが、もちろん弊害はありました。

人数が増えると管理するのが超めんどくさいのですよ、これ。
実際に私は過去にサークル再編をしたこともあるのですが、ちまちまやって余裕で半年ぐらいかかりました
我々は思っているより多くの人とつながっているのですね。

それと、初心者の人は「フォローボタン押したらなんか変なの出てきた!!!!!なんだこれ!!!!!!!フォローできないんだけど!!!!!!」ってなって引退するということがそれなりにありました。使えれば便利な機能なんですけどね…

おわりに

Google+は2019年4月にサービスを終了してしまいました

いまは一時的にTwitterに生息していますが、正直今すぐにでも引っ越したいです。フォロワー同士のつながりがうすすぎて私にはあまり合わない気がするんです。

それとTwitter、投稿削除やアカウント凍結のルールが厳しすぎて死ぬほど居心地が悪いです。毎日ビクビクしながら生活しています。
Google+とかエロ画像以外は何でもありな世界でしたから。ただエロ画像関連だけは人が変わったように厳しかったです。ほうきを逆さまにした写真を上げて永久凍結食らったやつもいましたし。

それとなぜだか広告がまったくなかったですね。どう収益を立てていたんだか。

マーケティング活動をするのであれば一番か二番目ぐらいに有益であるのはまず間違いないのですが、私は今の所そういうものを求めていません。今のところは。

いかんせん「こんなSNSあったらいいなー」という構想(と言う名の妄想)はあるのですが、技量が圧倒的に足りず「ぼくのかんがえたさいきょうのSNS」は当分作れそうにありません。悲しい。

いつか実現できそうになったら全力で取り組みたいのですが、果たして流行るかどうかも怪しいですし。現実は非情。

愚痴にお付き合いいただいてありがとうございます。それではまた機会があれば。

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