共感・理解したら売り込まなくても売れるようになった
会社員時代、営業職になった当初、
「自分には営業なんてできないよ」
って思ってました。
しかも、専門外の建物を売る仕事。
お客さんと何を話せばいいんだー泣って思ってました。
案の定、口下手な上にあがり症な自分。
お客さんとの話が弾みません。
毎回のように、何を話せばいいかちんぷんかんぷんでした。
そんな中、とある会社の社長さんと話している時に、
「君、話を聞くのが上手だねー。」
っとの一言。
話が苦手だった私は、一生懸命聞き、相槌を打ち、何を話返すかに必死になっていました。
そんな、私の姿勢が、聞き上手に見えたのでしょう。
その社長さんは、「聞き上手」と表現してくれました。
そして後々考えると、私がしていたことは、お相手の話に、「共感・理解」することをしていたことに気づきました。
もちろん、ただ「共感・理解」すればいいわけではないのですが、そこから私は、コミュニケーションをとるたびに、「共感・理解」を意識し続け、磨き続けました。
相変わらずの口下手でしたが「共感・理解」することで、お話くださる方々が多くのことを教えてくださり、また私を助けてくれるようになっていきました。
そしてそのうちに、売り込まなくても、仕事を発注していただけるようになっていきました。
営業のお仕事というのは、何かを買ってもらうことだと思っていましたが、お客様と過ごす時間の大半はお話すること、コミュニケーションです。
その時間が楽しくなること、心地よくなるというのは、本当に大切なことだと思います。
そのベースとなるのが、「共感・理解」だと思います。
仕事をお願いする時の、一つの判断基準として、
「自分を、自分の会社をわかってくれているか」
というのがあると思います。
そういった琴線に触れることができれば、相手の方に売るという投げかけをしなくても、買ってくださることは可能になります。
そうすると、売る側もストレスが少なくなり、お客様とより良好な関係を気づくことができるのではないかと感じております。
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