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16.インド占星術を受けるためには心の準備が必要だった

皆さまこんにちは。
1年前にインド占星術を受けた経験をシェアしたく、感想と現在の考えをまとめました。
今回は、深堀りした感情や思想を扱い、体験に基づくノウハウを含むため、有料としました。もし、今後、インド占星術にお世話になる方がいましたら、参考になれば幸いです。


1.インド占星術とは


「インド占星術はジョーティッシュと言われ、ヨガ、アーユルヴェーダと並び、古代から伝わる智慧」と書籍で読みました。アーユルヴェーダは「生命の科学」と訳されるのに対し、ジョーティッシュは「光の科学」と訳されています。私は、インド占星術に関する書籍を数冊を購入し、夢中で読みました。インド占星術は、5000年前からの科学であり、天文学や数学的な統計学であり、人間も宇宙の一部であるという哲学思想があると解釈します。
書籍やネットを頼りに自身のホロスコープを解釈しようと試みましたが、一人では限界があり、占星術のプロに観てもらうことにしました。しかし、その過程で自分自身と向き合う難しさや怖さを感じました。


2. 自己開示の難しさと怖さ


私が申し込みしたのは90分セッション。これは相当な集中力が必要だろうなと思いながらもこの時間を選択しました。
鑑定士は、複数のホロスコープを画面で確認。出生時刻は母子手帳に書いてあるとおりに申告しましたが、体質や考え方を確認しながらアセンダントを確定していきました。ウィムショダリーダシャーと出来事のすり合わせを行い、自分が封印していた過去の記憶を掘り起こされます。時間概念の無い記憶装置のチッタが突然作動しました。過去の苦い思い出も昨日の出来事のように蘇ります。それが恐怖に感じたのかもしれません。
それともう一つ。「怖い」という感情は、自分の事なのに、自分の事を答えられなかった事に原因があります。例えば、「何が得意ですか」とか「100億円あったら仕事をしなくてもよいですよね。では何をしたいですか?」など、適当な回答に逃げるのはナンセンスだと思い、深く考えるあまり、自分の本心が分からず言葉に詰まってしまったのです。鑑定士は私が答えやすいよう、選択肢を与えます。しかし、初対面であり、信頼関係のない人間に自己開示する恐れが沸いてきたのです。その恐れの感情にストップをかけず、この時間を有意義なものにしないともったいないと思い、リーディングを続行しました。

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