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【AO入試】を受けるにあたって何が必要?

今回はAO入試を受ける際に、どういった準備が必要かを書いていきます!

大きく分けてこの5つが重要になってきます。

1.今までの活動の振り返り

まずAO入試を始めるにあたって、一番大事な作業になります!いわゆる【自分史】です。幼いころからのことを振り返り、自分の考え方、長所、短所、人柄など意外と知らない【自分】についての理解を深めていきます。

特に高校時代の活動が提出書類として出さなければいけない大学も多いので、高校時代の自分史は特に掘り下げる必要があると思います。

大学によっては活動報告書、任意提出書類といったように自分の活動を見える形で提出するところもあります。パワーポイントで写真と文章を使い自分の活動をアピールしていきます。活動といってもただ事実を羅列するのではなく、そこから何を学んだのか、どうしたところが成長したのかを書くのがとても重要になってきます。

過去の自分を知ることで、将来の自分のしたいことが見えてきやすくなると思います。やりたいことがわからない、またはないという人はまずは自分のことを振り返ると見つかりやすくなります!

2.大学で何を学びたいか

「大学で勉強したいことがわからない、、。」

多くの高校生がつまずく難しい課題だと思います。国際系、法律系、メディア系など漠然と決まっている人は多いですが、具体的にどうしたことを研究したいかというのは一日、二日では決まりません。さらに、学びたい具体的な分野と今までの自分の活動もつなぎ合わせた方がいいので、難易度はさらに上がっていきます。

では、どのように見つけていけばよいかといえば言うと大きく2つあります。

①自分の好きなことと学問を絡める。

②自分のしてきた経験と学問を絡める。

根本的には二つとも同じです。

①から見ていくと、自分の好きなことや趣味があったらそれと大学での学問をつなげるという方法です。

例えば、「ハイジ」のアニメやハイジそのものが好きだとします。一見、大学の学問と何も関係ないように見えます。

しかし、ドイツ文学ハイジの原作を読んでみることで、当時の中世ヨーロッパのキリスト教の位置、移り行く時代の中での人々の感情の変化など様々なことを感じたとします。こうした当時のヨーロッパのキリスト教、人々の心の変化に興味を持つことで、ハイジの作者にも影響を与えているゲーテにたどり着き、ドイツ文学の特にゲーテの活躍したロマン主義について研究したいと思い、テーマが決まることがあります。

②も先ほど述べましたが、基本は同じです。

例えば、多言語国家のスイスに留学を経験したことで、スイスにおける言語の役割やその多言語国家を守るための政策についての研究テーマを定めることができます。

自分を振り返って初めて大学で何を学びたいかが出てくると思います!

3.文章力

いくら素晴らしい経験や実績を持っていたとしても、それを相手に伝わるように表現できなければ意味がありません。志望理由書、面接、小論文試験のすべてにおいて、論理的に考え、それをアウトプットする必要があります。

もともと文章を書くのが下手であったり、苦手意識を持っている人が多いと思います。僕がそうでした、というか今でも苦手です。

こうした論理的に考えて、文章を組み立てるのには、訓練が必要です。がむしゃらに量をこなせばいいという問題ではなく、一回どのように書くべきかという型を覚えることが必要だと感じます。ある程度書き方がわかった後は、ひたすら量を書いて練習することで、文章が書けるようになります。

先ほども述べましたが、正しい論理的な文章が書ければ、話すときにも活かせます。そのため、試験科目に小論文がないからいらないという考えではなく、日本語力全体の引き上げのためにやった方が絶対にいいと僕自身実感しています!

4.語学資格

語学資格はAO入試だけでなく、一般入試でも活用できるので、受けない理由がありません!!

AO入試を実施している大学の多くで、出願の資格に語学資格が必要になってきています。多くのところは英検2級、英語系の学科の場合には英検準1級が求められることがあります。そのため、高校三年生の6月までに最低英検2級は必要になります。

今高校一年生の人たちは間違いなく様々な語学資格にチャレンジしたほうがいいです。高校三年生になる前に英検準1級取れていれば、今後の受験がかなり楽に進められます。

さらに、一般受験でも英語資格があることで、英語免除、または満点扱いになる大学も増えてきています。一般入試は一発勝負の一回限りですが、英検、ILETS、TOEFL、TEAPなどは何度も受けれますし、対策が取りやすいです。

「早いうちから語学資格の取得」が今後より大事になります!!

5.評定平均

AO入試では、出願資格で評定平均が必要なところもあります。公募制推薦と呼ばれる推薦入試を実施している大学の多くは、評定平均が必須です。僕の受けた上智大学は評定平均が4.0以上、立教大学は3.8以上でした。

このように評定平均が足りないために受けれない学校が増えてくるのは選択肢の幅も狭まり、非常にもったいないです。

高校三年生の一学期、または前期までの評定平均となりますので、それまでは定期試験に全力で臨みましょう!


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