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まもうさ小説

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原作、旧作、Crystal(Eternal、Cosmos)、ミュージカル全媒体のまもうさ中心(エンセレ、タキムン、まもうさちび、キンクイ、キンクイレディ、遠うさ、月影うさ、セーラ…
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#セーラーコスモス

セラムン二次創作小説『終わりのない世界』

終わりの無い世界があるなんて、あの頃の私は想像もしていなかった。仲間を失う事も。

“月野うさぎ”として転生して“セーラームーン”をやる事になったのは、前世での禁断の恋の贖罪なんだと思っていた。

戦いを通して、どれだけ罪深い事をしたのかを知る為の試練。そう考えていた。

でも今、何度も何度も転生した結果、私はセーラーコスモスとして宇宙を守護に持つ最強の戦士となった。

かつての仲間や恋人もその度

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セラムン二次創作小説『時をかける少女』

side うさぎ

目を覚ますと、そこは壮大な銀河の中だった。

「ここは、どこ?」

辺り一面に広がる闇と綺麗な星々。見たことも無い場所と光景に、戸惑いを隠せなかった。

「綺麗なところ。でも、とっても寂しい場所ね」

見渡す限りに広がる壮大な銀河に圧倒される。

星々は近く、いっぱいあるけれど、人っ子一人いない。そう、正に孤独だと感じた。

「これは……?」

ふと左手に持っている物が気になっ

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セラムン二次創作小説『両手に花』

『両手に花(まもうさ←コスモス)』

一体、今何が起きているんだ?

俺の身に、何が起こっているのだろう……

今、俺は二人の女性が両方の腕にしがみつかれている。

一人は俺の愛しい可愛い大好きな恋人のうさだ。うさが俺の腕に抱き着いているのはいつもの事で、日常茶飯事。何ら問題は無いし、嬉しい。ずっとこうしていたいと言うのが本音だ。

そしてもう一人はセーラーコスモスとな乗る女性。この女性が厄介で、

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セラムン二次創作小説『恋を見つけた私は、孤悲を知る』

かつての私は、周りにはいつも沢山の友達や仲間がいた。

月の王国でプリンセス・セレニティだった時も周りには常に人に囲まれて幸せだった。

身の回りを世話してくれるマーズ、マーキュリー、ジュピターにヴィーナス。

常に一緒。私の守護神で側近。

だけれど、彼女達は身近な信頼を置けて、私を理解してくれるお友達でもあった。心配したり、一緒に泣いたり笑ったり。

ルナとアルテミス。四人とは役割は違っていた

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セラムン二次創作小説『無限に広がる孤独の中で』

あれからどれだけの時が過ぎたんだろうか?

繰り返される殺戮

長く苦しい戦い

現れた敵、セーラーカオスは強く巨大で…

どんなに抗っても、どれだけ戦っても勝ち目もなくて…

次々と仲間も失ってしまって…

大切なあの人も、逝ってしまった

またあの時のように1人きりに…

繰り返される激しい戦いをたった1人で挑む日々

気が遠くなりそうだった

現に気が遠くなってしまって、いるべき宇宙(ばしょ

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セラムン二次創作小説『無限に広がる稼働の中で』

あれからどれだけの時が過ぎたんだろうか?

繰り返される殺戮

長く苦しい戦い

現れた敵、セーラーカオスは強く巨大で…

どんなに抗っても、どれだけ戦っても勝ち目もなくて…

次々と仲間も失ってしまって…

大切なあの人も、逝ってしまった

またあの時のように1人きりに…

繰り返される激しい戦いをたった1人で挑む日々

気が遠くなりそうだった

現に気が遠くなってしまって、いるべき宇宙(ばしょ

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チョコレートコスモスが咲く頃に

「ん~、いい香り」

鼻腔を甘い香りが支配する。幸せな香りに包まれて、ホッと一安心した。

「チョコレートコスモス、今年も綺麗に咲いたわ」

辺り一面に咲き誇るチョコレートコスモスを見渡し、満足する。

チョコレートコスモスの見頃は八月から十月にかけて。大好きな彼が大好きだったチョコレート。その見頃が彼の誕生日がある月なのは、何の巡り合わせなのだろう。

セーラーコスモスとして生まれ変わった私、月

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