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2023年9月の記事一覧
セラムン二次創作小説『パンデミック(クン美奈)』
「やっほー公斗元気~?」
ワイドショーを流しつつ勉強をしていたら美奈子からテレビ電話がかかってきた。
取るやいなや、はいも言わせて貰えず元気な声で挨拶してくる彼女に呆れつつも笑顔を見てホッとする。
「別に昨日と変わらずだが?」
毎日互いにテレビ電話をするのが最近の日課になっていた。
会えるなら会いたいが、そうはいかない世の中になったから苦肉の策だ。
そう、今世界は未知の新型コロナウイル
セラムン二次創作小説『秘密の心(クンヴィ)』
しまった、またやられた。
気が付くといつの間にかプリンセスの姿が消えていた。
注意深く監視していたつもりだったけど、また私達の目を盗んで消えてしまった。
ここの所、もう何度も繰り返されている行動だから予想出来たはずなのにまた先を越されてしまった。
行先は勿論分かってる。地球だ。
王子エンディミオンに会いに行ったのだ。
今回ももう一人で行ってしまったのだと諦めていたけど、根気強く宮殿の中
セラムン二次創作小説『クンツァイト様は笑わない(クンヴィ)
『あのクンツァイト様が笑っていた』
その噂は瞬く間に王宮内外に関わらず、クンツァイトをよく知る者達に広まっていった。
誰もがその噂に驚き、どよめいた。信じ難い事実であったからだ。
クンツァイトと言えば、所謂ポーカーフェイス。
王子エンディミオンの側近である四天王のリーダーであるが故に真面目。決して顔を崩さず、眉間に皺を寄せて難しい顔をしている。
いつ見ても同じ顔なので、近しくは無い周りの