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自己紹介① 未経験からインフラエンジニアへ

こんにちは。あおと申します。
普段はMicrosoft製品を扱うエンジニアをしております。

Twitterのフォロワーが1000人を超えたのを機に、自己紹介がてら経歴を書いてみます。
一人の人間のリアルなキャリアとして楽しんで頂けたら幸いです。

就活生時代

金融大手を受けていましたが、あんまり学歴が良くなかったこともあり普通に全滅しました。

全滅した後はやりたいことが分からなくなってしまい、早々に就職浪人をすることに。
(考え方が甘すぎて親と大喧嘩した)

改めて自己分析をしてみて”人に教えることが好きだな”と思ったため、2年目は学習塾業界に絞って就活。

内定は0では無かったものの当時行きたいと思っていた塾からは出ず、「自分で学習塾を起業する」というなんとも無謀な思いのもと、家庭教師と塾講師のバイト生活を開始します。
(もはや呆れられていたのか親からは何も言われなかった)

教えること自体は得意だったので、数学のテストで1桁しか取れない中学生を平均点レベルまで押し上げたり、不登校で成績オール1の生徒を公立高校に入学させたり、そこそこ結果を出せていたような気がします。

第二新卒時代

バイト生活(年収150万ぐらい)に危機感を持ち始めて改めて就活開始。
当時、家庭教師の合間にスマホアプリを簡単に作れるツールを使ってちょっとしたお小遣い稼ぎをしていました。
その経験もあり就職サイトではIT業界を中心に見ることに。

実際に面接を受けてみるも社会人経験が無いことを突っ込まれてあえなく撃沈してしまいます。
何社か受けてみてこのままではやばいと思ったため「社会人経験が無い人向け」の企業紹介付き営業マン育成スクールのようなものに通うことにしました。

このスクールは結構厳しくて、真面目に受講していてもめちゃくちゃ怒られた記憶があります。
あと終盤にあった「スクールの本を500円で飛び込み営業して売ってくる」は人生の辛かったエピソードBEST3に入る(笑)
僕には営業の才能が無かった売れず、売れなかったことに対してもめちゃくちゃ怒られました。

ここでメンタルを鍛えられたおかげか、就職した後に何か辛いことがあっても『あの飛び込み営業に比べれば・・・』と思えたので良い経験だったのかなと思います。

講習をすべて終えた後に色々な業態の会社を何社か紹介され、その中から1社だけ内定が出たためそこに就職することに。
何の因果かIT企業でした。

駆け出しエンジニア時代

内定を貰った会社は入社前(なので給料は出ない)にCCNAを取得させて、取得後は入社と同時に常駐先に突っ込むというよくある(?)インフラ系のSES企業でした。
この時は月収が20万、ボーナスが5万×2回だったので、年収は250万。

CCNAの取得のさせ方が特殊で、会社が持っている寮に軟禁して""朝から晩までみっちり勉強させて速攻で取らせる""というスタイル。
運悪く僕がこの寮に入ったのは2月で、暖房の無い部屋に微妙に閉まりきらない窓と中々に過酷な環境でした。
(入寮2日目で風邪引いた)


とにかくこの環境が嫌すぎて朝5時に起きてから夜の0時に寝るまでずっと勉強していたおかげか、CCNAを13日で取得という会社の最速記録を更新(ちょっと自慢)して無事に入社を果たしました。

なお、入社初日に自分の上司となる人(常駐先とは別現場)に都内の僻地まで挨拶しに行かされ、帰宅したのが23時を過ぎていたことは今でも覚えています。

常駐先はコールセンターの運用をしている会社で、与えられたのはシステムのDBに対してひたすらSQLを作成しては打ち込む業務。
CCNAを取得していたこともあり、ネットワークエンジニアのキャリアを思い描いていたので業務に対して後ろ向きな気持ちもありましたが、クエリの書き方やDBの基本を抑えられたことは後々信じられない程役に立ちました。

SQL周りの業務を覚えた後はサーバ周りの業務も与えられましたが、ここでエンジニア人生最大の『事故』を起こします。

当時LPICの勉強をしており、Linuxのコマンドをいくつか覚えていました。
何を思ったかはもう忘れてしまいましたが、作業をしているサーバのIPアドレスが気になってしまい以下のコマンドを実行。
※ログインはスクリプトで自動化していたため、サーバのIPアドレスを知らなかった

hostname -i

Linuxサーバでこのコマンドを実行するとIPアドレスが返されますが、何も返されず。
あれ?と思いながらも本来の作業を行い、サーバから離脱します。

作業から30分程経った後にフロアに電話がかかってきます。

「Webホスティングサーバのホスト名が"-i"に変更されている」と。

事故を起こすまで知りませんでしたが、このサーバはレンタルホームページのサービスを載せており、実際に300程の顧客のホームページが載っていました。
ホームページ自体はそれぞれのドメイン名で名前解決されるため、このサーバのホスト名を変更しても直接的な影響はありませんでした。
ただ、もし影響が出ていたら、、と考えると今でも寒気がします。

(ちなみにこのサーバのOSはLinuxではなくSolarisで、hostnameコマンドのオプションがなかったためそのままホスト名が変更されてしまいました)

それまでの業務への真面目な取り組みや、「IPアドレスが気になった」という知的好奇心(?)が引き金となっていたこともあり、現場では軽い注意のみでこの件は事なきを終えます。会社からは死ぬほど怒られましたが。

今年でエンジニアとして8年目を迎えましたが、この事故以降大きなミスを起こしていないことを考えると、早い段階で「自分の仕事の影響を考える」という意識を身に付けられたことは大きな経験になったかなと思います。

なのでまだ一度も大きなミスを起こしたことが無い方は、早めに一度やらかしておくことをオススメします(違う)

こんな事故を起こしながらも入社から半年間でLPIC1、2、3を取得していたこと、また業務の飲み込みの早さも評価され、私の面倒を見てくれていた方から「良かったらうちの会社に来ないか?」とお誘い頂き、無事に最底辺のSES企業からは9か月で脱出を果たします。
僕のツイートで一番伸びた、退職の時に役員から「俺はN●Tデータ出身だぞ!」と言われたのはこの時ですw

...少し長くなってしまったため一旦ここで区切ります!
次回は「運用からプロジェクトへのキャリアアップ」がメインになるかなと思います。

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