見出し画像

物件探しのはじめ方:不動産購入のイロハ②

友人の家探しを通して、「不動産購入のイロハ」をレポートしています。
前回の記事はこちら

友人は女性、50歳、独身で、医療関係の仕事をしています。
今は、実家で80歳近いお母さんと二人暮らし。
家を買いたい理由は、実家の老朽化と、お母さんの今後の生活に備えてです。

今回は物件の「探し方」について解説したいと思います。


物件探しはこうして始まる


皆さん、「物件買いたいな」と思うと、このような流れを取りますよね。

1,スーモなどで「場所、予算、広さ」などの条件を入れ検索
2,良さそうな物件があったら、問い合わせ先の不動産会社へ連絡
3,内見

ここでの、ポイント。
実は、ほとんどの物件は、
「問い合わせ先の不動産会社」でしか扱えないものではなく、
どんな不動産会社でも取り扱いが出来ます

物件にはいくつか種類があり、流通ルートなども異なります。
話が複雑になるので、今回は分かりやすく、
友人の「中古マンション探し」のケースで書きますね。
(そのうち「詳細版」を書きます。)

不動産情報は基本的に登録義務があり、大元のデータベースはみんな一緒
不動産会社で情報を共有しています。


一件目のあと


内見をし「1件目で即決!」ということはまずないので、
その後の動きです。

一件目の不動産会社の担当者は、多くの場合は、
希望条件などを聞いて「他の情報を出しますよ」と、
次につなげていきます。

4,担当者が「他の物件情報」をお客さんに知らせる
  この「情報」は、先述のデータベースから出すわけです。
5,内見
→4,5繰り返し
6,気に入ったものがあれば契約へ


不動産仲介手数料って


ここで基本知識です。

仲介手数料とは

不動産の売買や賃貸の取引を行う際、売主(貸主)と買主(借主)の間に入って案内~契約・引き渡しまでサポートする不動産仲介会社に支払う手数料のことです。
宅地建物取引業法で成功報酬と決まっており、売買契約が成立するまで支払う必要はありません

https://suumo.jp/baikyaku/guide/entry/chukaitesuryo

仲介手数料の上限額(速算式での計算方法)
※売買価格には消費税を含まない

http://www.imatomifudosan.com/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=107

「上限」とありますが、ほとんど全ての会社で、この料率です。
3000万円の物件では
3000万×3%+6万+消費税=105万6千円

これだけの手数料を払うことになります。

ちなみに、物件価格に比例するので、物件価格の高い場所では高額報酬となりますが、安い場所では厳しいものがあります。

完全成功報酬なので、
地方の「いつ売れるかわからない」物件などは、
経費の元が取れないことも十分にあり、
不動産会社が「最初から対応してくれない」ことも、よくあります。

実際問題として、地方の過疎化が進み「タダ同然」の物件も増える中、
この一律の料金体系はどうなんだろう、という話はあります。

また、不動産会社から最初に「広告費」を求められることがあります。
しかし実際は「新聞広告に数回載せるだけ」だったりと、
効果のないことが多いです。
充分ご注意くださいね。


サービスに対してお金を払うのに、、


「物件探し」のプロセスで、多くの人は「不動産会社」を選んでいません
しかし契約となると、仲介手数料を不動産会社に払うことになります。

本来は「物件探し」のプロセスで「不動産会社」が良いかどうかの
ジャッジがあるはずです。
なぜなら物件そのものは、会社によって違いはないのですから。

本来は「物件探し」というプロセスの結果に対しての手数料です。
「物件探し」というサービスに対して、納得して払いたいものですよね。

しかしここで問題が。。
不動産仲介というサービスは「差別化がはかりにくい」のです。

担当者が、
「良い人だった」
「一所懸命やってくれた」
「スムーズにやってくれた」
と、やってみて初めて分かることばかり。
最初に選ぶのが、とても難しいんですね。

実際、優秀な営業マンは紹介客が多いです。
「この人なら安心して物件探しを任せられる」と、
お客さんから紹介をしてもらえるんですね。


最初の接触は「お見合い」


このように、どんな担当と物件探しを進めていくかは、大事です。

皆さんがこれから物件探しをするなら。
最初に接触した担当者が「イマイチ」だとしたら、
「次紹介します」と言われても、断ってください。

最初の物件での接触は、担当者との「お見合い」の場です。
何度か会うと断りづらくなりますからね(笑)

お見合いで、「安心してこれから付き合える人か」を、
見極めてくださいね。

※土地や建物のことでお知りになりたいことがありましたら、
いつでもご相談ください。
無料で、概略のご説明をさせて頂きます。
こちらから、お気軽にどうぞ。

=======================
「50代からの未来をつくる」サービスを展開中
こちらも、ぽちっとご覧くださいませ。

=======================

※よろしければ他記事もどうぞ


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?