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今のうちに「思い出」をもらっておこう:私の実家の片付け

実家にモノ、たくさんありますよね?
思い出のものも、きっと大量にありますよね?
親の生きているうちに(笑)
もらっておきたいものを、一緒に選んではいかがでしょうか?


「編み物」で思い出したこと


私の母は、昔「編み物教室」の先生をしていました。
前回書きました。

編み物教室は、確か私が小学校に上がったころ、辞めたと思います。
私の小さい頃の洋服は、母が「編んだ」ものが多かったです。
夏の水着も、夏用の糸で編んだものでした。

それで思い出したことが。
小学校の担任の先生が「aoさんの洋服素敵ね。」と。
母が編んだと言ったら、先生の子供の洋服を、
母に編んでくれるように頼みに来たのです。
先生の子供は、私より少し小さかったと思います。

今ならそんな個人的なこと、
児童の親に頼んだりしないんでしょうけれど。

おそらく母が手間賃をもらわなかったのでしょう。
先生がお礼に、「aoさん本が好きだから」と
百科事典のような立派な「シートン動物記」をくれました。

正直、本の内容はあまり興味がもてなかった(-_-;)
先生がくれたからという義務感で読んだ記憶があります(笑)
いい思い出です。


どうしても捨てられないもの


私が小さい頃に遊んでいた「リカちゃん人形」「りかちゃんハウス」
東京近郊に住む叔母さん(母の妹)が、
昔お土産に買ってきてくれたものでした。

私は、とにかくずーーーーっと、飽きもせず
リカちゃん人形でばかり遊んでいました。
母は「この子は大丈夫かしら?」
と心配したようです(笑)
私が建築の道に進んだ原点
それは「リカちゃんハウス」だと思います(笑)。

リカちゃん人形の洋服は、母が縫ったり、編んだりしてくれました。
私の娘も小さいとき、そのリカちゃんセットでよく遊んでいました。
娘が「こういう洋服が欲しい」と絵にかいて、
母が作ってくれたりしました。

リカちゃんハウスはさすがに捨ててしまったけれど、
人形と洋服は、捨てられずに今も持っています。

いつか娘に女の子が生まれたら、きっと遊ばせると思います。
3代にわたって受け継がれるわけです(笑)。

そうしたら、私も孫のために、リカちゃんの洋服を縫いたいな。
楽しかった記憶というのは、忘れないものですね。
リカちゃんセットは、私がずっと持っていたい「思い出のもの」です。

母は、私の娘の服なども、編んでくれました。
それらも「思い出ボックス」に入っています。


着物と浴衣


数年前の娘の成人式のとき、
実家の「着物」を、タンスから取り出しました。

着物って値が張るけど、よくまあこれだけ集めたものだと、、
うち、お金あったの?と。。

私の成人式のときの振袖は、「総絞り」の豪華なものでした。
一度しか着ていません。

娘の成人式にどうかな、と。
色がちょっと派手でした。
貸衣装屋さんで、母親の振袖に合わせて「小物をレンタル」してくれるプランがあり、
持って行ってみました。
全部を貸してくれるフルプランでも、
「ママ振袖活用プラン」でも値段は大して変わらなかったです。
気に入ったものがあればフルプランでも良いわ、と思っていました。
しかし、フルプランの最低料金のものは着物も「見劣り」するのです。
ちょっといいなと思うものは、値段がどんどん上がるのです。

というわけで、私の振袖は娘が成人式に着ました
めでたしめでたし。
母も喜んでくれました。

娘の成人式は、私も子育ての一区切り。
写真を一緒に撮影しました。
私は、母からもらった着物を着ました。
若草色とくすんだピンク色の着物でした。

着物って日本文化ですよね。
着るとしたら、お茶やお花、観劇、お正月などでしょうか?

ありそうな、具体的な「シーン」をイメージして
1セットだけもらっても良いのではないでしょうか?
「これを着たら」と思うと、ワクワクしますよ。

あと浴衣。
浴衣も、母は何枚も持っていました。
良さそうなもの2枚だけをもらいました。
もお祭りの時に着たし、も一回だけ着ました。

娘の時は「前合わせ」を反対に着せてしまい
友達のお母さんに「これじゃ死人!」と直してもらったり。
私の時は、友人とYoutubeを見ながら汗だくで着付けたり。
それも、思い出になりました(笑)

私と娘がもらったことで、母はとても喜んでいました
もう何十年も、日の目を見なかったものでした。


処分もしましょう


家と暮らし相談アドバイザーの時のお客さんでも、
着物を大量に持っていて、処分に悩む人はたくさんいました。

高かった、、もう着ることはないけど、捨てられない。。
ですよね?

着物の買取は、二束三文ですし。
でも、逆の立場で考えたら?
着物って基本洗わないですよね。
洗っていない「他人のもの」って買いますか?
洗うのは、かなりお金が掛かります。
他人が使える状態になるまでに、お金が掛かるということですよね。
そして、ニーズは明らかに減っています。
処分したい人は、山ほどいますから。

どこかで割り切りも必要ですよね?
買った時の値段が、今の価値ではありません

ゴミになるのは忍びない。
安くてもリサイクルしてくれるなら、、と割り切りましょう。

親が亡くなったら、いずれにしても処分するモノ。
親が亡くなったあとでは、辛い作業です。

今もらえば、楽しかった思い出を共有できます。
少しでも私たちが活用出来れば、親は喜びます
ぜひ、時間を作ってトライしてみてくださいね。

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