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人や暮らしのこと

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「個の時代」だからこそ焦点を当てたい、一人一人の人生・暮らしについて書いています。
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#この経験に学べ

血縁でも社縁でも地縁でもない、あたらしい「縁」

私のテーマ「50代からのリセット&リスタート」 に行きつくまでには、いくつかのきっかけになる本がありました。 そのうちの1冊について書いてみたいと思います。 衝撃的なタイトルですよね。 以前のこちらともつながる話です。 ※他の本については、以前こちらで書きました。 無縁社会 こちら読んでみると、 知らない間に日本が「貧乏な国」になってしまっていたのと同様、 既に私たちの「日常」になりつつある話です。 (この本は2010年出版ですから、事態はさらに進んでいると思われま

こんな話が聞きたかった

アドレスホッピングの目的は、 いろいろな場所に行き、いろいろな人に出会うこと。 しかし正直をいうと、現時点で、 addressの家守さんには、まだ一度も会えていません。 シェアハウスと提携しているaddressでも、 他の住人と会うことはあまりありません。 夜遅くに、寝に帰るだけの人が多いようです。 そんな中、、 「引き寄せ」? こんな話が聞きたかった! 線路を外れることが許されなかった時代 50代のシェアハウス住まい 20室くらいのシェアハウスでのことです。 シェ

「私がおばさんになっても ♪」からが長い

「私がおばさんになっても ♪」 こんな曲がありましたよね。 若い時にイメージしていた「おばさん」像。 茫漠としていませんでしたか? おばさんになってからのほうが、人生はずっと長い。 そんな話を書いてみたいと思います。 おばさんて、何歳から? 「おばさん」て、何歳からを言うのでしょうね? 40歳を過ぎるまでは、「おねえさん」でしょうか? 何歳の人に聞くかによって、答えは変わってきますよね? 300人の「大学生」に聞いたところ、このようです。 大学生にとっては、20

自分がゴーストタウンにならないために

青森の実家に帰省した際、目の当たりにした「地方の過疎化」。 そこで思ったことを書いてみたいと思います。 まるでゴーストタウン 母は86歳で、青森で一人暮らしをしています。 今回は、兄と私の娘も一緒に帰省し、 みんなで温泉旅館に泊まりにいきました。 母は、体力的にもう遠出ができません。 旅館は、実家から車で一時間ほどで行けるところにしました。 途中に、母の「実家のあった町」がありました。 私の小さな頃は、母の母(私の祖母)を訪ね、 週末によく行っていました。 町を訪

生きていくことをシステマティックに考える

青森の実家に帰り、もうすぐ87歳の母の病院の付き添いや、 家の片付けなどをしてきました。 そこで感じたことを書いてみたいと思います。 (実家は本当に田舎なので、当てはまらない地域も多いと思います。) 病院で 母は、実家から電車で15分ほどの町にある病院に通っています。 そこは「一応」総合病院です。 待合室は、母と同年代のひとばかりで混み合っています。 一方で小児科は「週1回」の診察しかないとのこと。 私はこの病院で「里帰り出産」をしましたが、 その「産科」も随分前に

高齢者のスマホ問題

テクノロジーの進化に伴う生活様式の変化。 私たちの生活を劇的に変えたものに、 PCと「スマホ」がありますよね。 私の母は85歳ですが、2年前にガラケーからスマホへ変えました。 その時の顛末と、2年経った「今」について書いてみたいと思います。 せめてあの時替えていれば、、 私の母は、父が5年前に亡くなってからは、 青森で一人暮らしをしています。 母はずっと前から「スマホに替えたい」と言っていました。 父は生前、家のことや生活上の細事など、何一つやらない人でした。 あ

これだけの情報化社会なのに、、病院を選んでいますか?

皆さん、病院にかかるとき、病院を「選んで」いますか? 今まで、というか今も、 「近所に“〇〇科”あったよね」で行っていませんか? 時代は変わっているのに、なんとなく「昔のまま」なこと、ありますよね? 病院も「専門性」が高まっていると感じます。 それぞれの病院の「専門性」を調べると、 より良い治療にたどり着けます。 整形外科で 少し前にランニングで脚を痛め、 整形外科に行きました。 整形外科って「足が痛いです」というと、 「レントゲン」を撮り「骨に異常なし」とわかると、

生きていくとは、変化していくということ【前編】

私は、「家と暮らし」相談アドバイザーという仕事を13年し、 たくさんのお客さんの姿を見てきました。 「50代からのリセット&リスタート」というテーマへの 大きな動機になったお客さんのひとりについて、 書いてみたいと思います。 120㎡のマンションにひとり暮らし 「家と暮らし」相談サービスは、このようなものでした。 状況をヒアリングし、 家をもし売るならいくらくらいになるのか、 その金額で買い換えるならどんなものが買えるのか。 ぼんやりした悩みの「材料」をそろえて、具

生きていくとは、変化していくということ【後編】

前回の続き 不動産会社の担当者から一本の電話が入りました。 「今日お客様宅へ訪問したのですが、一般売りは無理ですね。 (内見の)お客様をご案内出来ません。」 「一般売り」とは、一般のお客さんに基本「そのまま」売る方法です。 当然、案内をし室内も見てもらいます。 男性は鳥を「放し飼い」にしていて、室内は想像の通り。 とてもお客様に見せられる状態ではないとのことでした。 「一般売り」に対して「業者売り」というものがあります。 一旦「業者」がそのマンションを買取ります。 業

「子育ては期限付き」夫婦は最初から頭においておこう

よく離婚ネタを書いていますが、 離婚を推奨しているわけではありませんよ(笑)。 ただ周りを見ても、本当に多いんですよね。 50代になり、子育て卒業。 子供という「かすがい(表現古っ 笑)」がなくなり、二人になった時。 「これから30年?40年?この人と一緒にいられるかしら」と。 夫婦が「お互い向き合う」のは、 子育てが終わってからでは手遅れなのでは? これについて、書いてみたいと思います。 子育て期はせいぜい12~3年 前回こちらの記事を書きました。 ※UP日間違え

古い世代と若い世代の狭間の、私たち50代がすべきこと

「未来をつくるのは若者」 期待は、大いにしたいところです。 しかし、50代が「若者が活躍しやすい社会にする」 というのも一つの責任かなと思います。 前回の、50代が「前頭葉」を使う社会へ変えよう、 ということが一つ。 もう一つ。 「過去」の価値観と「今」の価値観の狭間にいる私たちだから、 出来ることについて書いてみたいと思います。 「古い」世代の価値観 私の兄はずっと賃貸住まいで、4年ごとに引っ越しをしています。 先日また引越しをするという話があり、母がぼやきました。