なぜ育児での問題が発生するのか? 誰にでもわかる、1つのシンプルな理由
GM, GA, GE !!
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いきなりですが、一つ質問です。
『あなたは、「子育て」のことをしっかり学んだことがありますか?』
これまで20年以上、育児メディア関係の仕事をしてきていますが、自信を持って、「学んだ」と言い切れる人はほとんどいませんでした。
生きていく上でとても大切なのに、学校で教えてくれない2つのこと
義務教育、高等教育も含め、学校教育の中で、これまで教えてくれなかった2つの大切なことがあります。それは、
一つは「お金」のこと。
もう一つは「子育て」のこと。
「お金」のことについては、近年は注目が高まり、お金の基礎知識や投資などについても学校で教える機会が増えてきているのはとてもいいことだと思っています。お金について学ぶことを義務教育に取り入れることを目指している大河内薫さんの活動は、すごくわかりやすく、影響力も大きくなっていると感じています。
そもそも日本では、お金を「卑しいもの」と考える風潮もあり、それを増やす方法や管理する方法などを学ぶということは行われてきていませんでしたので、大きな意識改革だと思います。
これに対して、「子育て」については、昭和の時代に、核家族世帯が増えてくるまでは、親や近所のコミュニティがいろいろと教えたり、助けてあげたりする役目でした。
それが今は核家族が普通になり、教えてもらう相手が不在になってしまいました。それでは、誰に教えてもらえればいいのか?
そこが埋められておらず、学校でもほとんど教えてもらえません。一部の学校では、性教育の授業や、実際に赤ちゃんを持つ母親との交流や、赤ちゃんを抱っこする体験などを提供しているところもありますが、それもまだまだ一時的なもので、体系立てて、しっかりと教えるといったことは実現していないのが現状です。
子育ては、クルマの運転より簡単なのか?
クルマの運転と子育てと比較したら、どちらが難しいでしょうか?
F1やラリーなどの特殊技術が必要なものでない限り、普通の乗用車の運転を考えれば、子育ては、クルマの運転に比べて、いや、比べ物にならないくらい難しいと誰もがわかっていると思います。
ですよね?
でも、どうでしょう?
簡単な方の、クルマの運転でさえ、教習所に通い、適性検査から始まり、60時間前後の授業で知識を身につけ、教官が横について技能実習をやり、脱輪したらできるまでやり直しをし、高速道路を走ってみて、そして、学習開始から数ヶ月後に試験を受けることができ、それでも受からなければ、受かるまで受験し、合格してはじめて運転することができます。
それに対して、難しい方の「子育て」は、事前に何も学ばなくても、出産したらすぐにスタートしてしまうのです。
この「子育て」の状況は、クルマの運転にたとえれば、クルマの操作方法も、交通ルールも知らないまま、「さあ、道に出て運転しなさい!」と言われているのと同じです。
クルマの操作方法も、交通ルールもよく知らないまま、「さあ、道に出て運転しなさい!」と言われたら何が起こる?
どうなるでしょうか?
見よう見まねで、エンジンを無事にかけられたとしても、急発進してどこかにぶつかるかもしれません。また、逆走したり、もしかしたら、人を轢いてしまうかもしれません。
クルマの操作やルールを学ばずに運転すれば、事故が起きるのは当然のことです。
簡単なクルマの運転でさえそうですから、難しい子育てはなおさら、事前に学んでおかなければ、大きな事故が起こるのは、誰にでもわかることです。
現に、子育てにおいては、不安やストレスの増加、孤独、産後うつ、幼児虐待、ネグレクト、自殺、、、などの事故や問題が発生しています。
これらは、すべてとまでは言いませんが、単に、出産前に子育てのことを学んでいないから引き起こされているものも少なくないはずです。
言い換えれば、出産前に子育てのことを学んでいることで、それらの問題の発生を大きく減少させることができるはずなのです。
だからこそ、遅くとも出産前に子育ての基礎をしっかり学んで欲しいのです。
なぜ多くの女性は子育ての基礎を十分に学ばないまま出産するのか?
出産前に、少なくとも子育ての基礎を学んでおく方がいいことは、なんとなくでも、多くの女性がわかっていると思います。しかし、しっかり学んでいる人は少ないと感じています。
なぜでしょう?
その理由としては、以下のような声が聞こえてきます。
「妊娠中は、子育てのことよりも「出産」の不安や期待が最優先なので、子育てのことまで関心が回らないわ」
「どうやって学べばいいか、その方法がわからないんだもん」
「一人で学ぶのは続かないわ」
「子どもが生まれてから起こることのイメージが湧かないから」
「そもそも学校で教えてもらっていないよ」
「学ばなくても罰せられないでしょ」(運転は免許を持っていなければ処罰される)
出産前に、子育てのことを楽しく学ぶ状況を作ることも、Web3育児のチャレンジ
このような状況をなんとかして変えて、出産前にしっかり学べるようにするのも、子育ての問題をWeb3で解決する「Web3育児」でのチャレンジの一つと考えています。
学べない理由をなくして、楽しく学べる仕組みを作り、気がついたら、出産前に子育ての基礎がしっかり身についている、、、という状況を作り出せれば、産後の子育てにおける問題は、大きく減少できることになります。
それを実現するための重要なポイントは、これまでの経験から、いくつか明確になってきていますので、それらを組み合わせて検討を進める計画です。
子育てを学ぶべきは、出産する女性だけじゃない
出産前に、子育てについてを学ぶことの重要性を書きましたが、これは、当然のことながら、出産する女性に対してだけのことではなく、パートナーこそ、自らしっかりと学んでもらいたいと思います。その結果、夫婦間での知識や感覚の乖離が少なくなり、お互いに理解し合えて、産後の子育て生活の楽しさが確実に増えますので、ぜひ取り組んでいただければと思います。
そしてさらに、子育てする二人だけでなく、その周りのすべての人が、子育てについて、学んでいることで、より子育てしやすい社会になるはずだと願っています。
そのためには、最低限、義務教育で全員が学ぶようになるのも、一つの有効な方法だと思います。
★ 「Web3育児」は、育児の問題をWeb3で解決するプロジェクトです。
多くの方々と一緒に取り組んでいきたいと思っていますので、
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