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【日々のアレコレ #8】人に向けるのは、4W と1H ~”理由”ではなく”経緯“を知る~

Anzaki です。

ここ最近のベトナムは、通常の年末年始から少し遅めの年末モードです。
というのも、ベトナムは旧暦がメインの国なので、
日本の正月からは1ヶ月近く遅れて正月がきます。

そのためこの週末あたりからはどこも渋滞で、
Grab が値上がり中です。。。

はい。

前回の投稿で、
Why は向ける対象によって意味合いが変わってくる、
特に、他人に向ける Why は、鋭利になってしまいがち
という話をしました。

でも、特に問題を見つけたり、解決するために、
その人がなんでそうしたのかとか、
なんで失敗してしまったのかとか、
聞く必要がある、知りたいこともあると思います。

僕自身、仕事でスタッフからの報告を受けるときは、
「なんで?」と言いがちでした。

しかし、受け取る側は責められているように感じてしまい、
結果、嘘をつかせてしまいかねないので、
他の問いかけ方をしないといけないなと。

もっというと、「何を知ろうとするのが良いか」
ということを変えるべきだな、と思いましたので、
そんな話をしようと思います。

理由ではなく経緯を把握する

Why は、Because を引き出す質問です。
つまり、Why は、理由を知ろうとする質問です。

しかし、その理由って、本当に正しいのでしょうか。。。
当事者が考える理由は、一見正しそうに見えますが、

・当事者であるからこそ視野が狭くなる

可能性もありますし、

・怒られないために、仕方ない理由を探す

という思考が働いているかもしれません。

そう考えると、Why という質問は、
相手に嘘をつかせてしまいかねないというだけではなく、
本質的な原因に辿り着けない可能性も高めてしまっているのです。

では、どうすれば良いか、なのですが、
理由ではなく、経緯の把握をすると良いのだと思います。

Why が理由を聞くのであれば、
それ以外の質問を使えば良いです。

When, Where, What, Who, How ...

ただ、これらの質問は鋭角な Why に比べて丸みがあるので、
ちょっと当てずっぽうになってしまいます。

そこで、頭の中で Why を使います。

Why で考えてみて、もし、

「やり方の問題かな?」と思ったら、
「なんで?」ではなく「どうやったの?」と聞く。

「時間の問題かな?」と思ったら、
「なんで?」でなく「いつから?」と聞く。

つまり、

Why で仮説を立てた上で、
残りの4W1H で質問をする。

そうすることで、過程が分かり、
当事者の主観と、聞いている自分の客観の2方向から
原因を突き止められる
ようになります。

まとめ

人に向ける Why は、
相手に嘘をつかせたり、相手を黙らせてしまったりする。

Why は自分の中で仮説を立てるために使い、
人に対しては、When, Where, What, Who, How の問いを使う。

僕自身、意識していても答えを急いでしまい、
「え、なんで?」と言ってしまいます。

特に仕事の中ではそうなってしまう。

ときには相手を詰めるために、「なんで!」と言うこともあるかもしれません。
その時の目的は、原因究明ではなく、「相手をハッとさせる」ことが目的なのはず。

それをわかって使うかどうかが大事なのかなぁと思います。

人に向けて「なんで?」と言うときは、気をつけて使っていこうと思った話でした。

ではまた。

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