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娘のばあい③〜SIBO(シーボ)の疑いと食事療法。そして不登校で最も厄介なこと。

まずは胃腸を整えねば。SIBO(シーボ)ってなに?

フェリチンが圧倒的に低いということが分かっても、今は胃腸が弱っていて鉄剤はまだ入れられない。もどかしいけど急がば回れ。まずは胃腸を整えなければということでした。

もしかしたらSIBO(シーボ)かもしれないということ。この時初めてSIBOなるものを知ったのですが、SIBO=小腸内細菌異常増殖症というらしく、症状としては、便秘と下痢を繰り返したり、お腹が張ったり、ゲップが出たりするらしいです。

SIBOは添加物などの摂取も影響するらしいのですが、我が家は母の影響もあって、娘が生まれた時から宅配は生活クラブだったり、かなり食事には気をつけている方なので、そこは、むむむ・・・と言ったところでしたが、考えてみたら、娘は小さい時から便秘気味で毎日快便とはほど遠く、お腹が弱かったのです。

SIBOの食事療法をスタート!

娘に今の体内で起きていることを説明し、納得してもらい、とにかくSIBOの食事療法をやってみることにしました。流れをざっくり説明すると・・・

  1. SIBOの症状が出やすいとされる高FODMAP食を数週間摂取せず、低FODMAP食で生活し、腸内環境をリセットする。

  2. 高FODMAP食の中から、試しに一つずつ摂取してみて、胃腸の変化を観察する。

  3. 自分の胃腸に合わない食品を特定する。

FODMAPについてはネット検索をすると出てきますが、ここで驚きなのは、一般的にお腹に良いと言われているものが高FODMAPに多数含まれていたこと!
小麦や牛乳については、色々と聞いたことはあったけれど、納豆やヨーグルト、豆類、きのこ、ゴボウ、サツマイモ・・・ってお腹にいいと思ってせっせと摂っていたなあと・・・他にも我が家は絹豆腐派?(派閥があるかは知りませんが)だったのですが、絹豆腐はなんと高FODMAP!!家族にも説明し、低FODMAPの木綿豆腐へと切り替えました。

にしても・・・なにを食べたらいいんだ 笑
冷蔵庫の扉にFODMAPの表を貼り、マジマジと眺めながら食事の内容に悩む日々でした。

特に、お昼ご飯。コロナ禍から家でのリモート勤務が多い夫、そして不登校の娘がいるのに、十割そば以外の麺をメニューから外さないといけないという苦悩。ランチと麺類は切っても切り離せないのは我が家だけではないはず(笑)。米粉のパスタとか真剣に考えたなあ。
あとは、おやつ。極力添加物もなし、小麦もなし、チョコもなし。急に世界が狭くなりました・・・生活クラブのラムネとか、市販のものは原材料を見ながらマシュマロとか買った気がします。

不登校で最も厄介なこと・・・

学校を休み始めて、早20日ほど(って全然早くなかったけど)。
これまで本人の病状、してきたことを綴ってきましたが、その間、不登校で一番面倒なことももれなく勃発していました。
それは、サボってるんじゃないのか!!問題。
いつもの休み方と違うと感じ始めた1週間ほど経った頃だったでしょうか、元々気が長いとはとても言えない(汗)夫がイライラし始め、朝は起きれず、昼もダラダラ、夜はスマホをいじっていて寝ない(ように見える)娘は単にサボりなのではないか??と。
しまいには学校に行け!!と怒鳴り始めたり、朝、ベッドから泣く娘を無理矢理引きずり下ろしたり・・・

わかります。心配で不安なんですよね。
私も、自分自身が不登校を経験していなければ、きっと同じように思ったと思うし、不安で気が狂いそうになってたかもしれません。いや、ホントに。
自分が不登校を経験していても、サボりなんじゃないか?と娘を疑ってしまったり、イライラしてしまう時もあるくらいなので、経験していなければ尚更、突然訪れた非日常を受け入れ難いのは無理もないのです。

ですが、怒鳴ったり、無理矢理行かせようとすることが本人のためにも、状況を改善するためにも、良い方向には行かないどころか、悪化させたりこじらせたり、追い詰めて最悪の事になったりすることもあると、夫に告げました。そして
二度とそれを言わないように。と。
そこから、夫はすごく頑張って耐えてくれたと思います(ありがとう)。

厄介なこと第二弾(というかラスボス!?的な・・・)

娘の体内でなにが起きているのか、分子栄養学アドバイザーの友人のおかげで見通しがつき、あとは一つ一つやっていくのみ!と光が見えたこともあり、さらなる障害?に挑む勇気が湧いてきました。と言うのも・・・

我が家は、実母はもちろんのこと、元々義母方の皆さま(家族ぐるみの親戚が多い)とも頻繁にLINEのやりとりをしたり、コロナ禍で会う機会がグッと減っていたとは言え、夫なしでも会ったりする仲でした。
20日も学校を休んでいることを、そして、長期戦になるだろうこのことをいつまでも黙っている訳にはいかないと。いつかは言わないといけないだろうと、元々嘘をつくのが嫌いだし苦手な私は、伝えることを決断しました。

大騒ぎになることは予想はしていましたが、案の定、すぐに都内の義母たち御用達の病院で検査をした方が良いということになってしまい、あちらの気が済むまでやらないと終わらないことも分かっていたので、娘には申し訳ないけれども、さらに血液検査をしてもらうことになりました。
そして、案の定?、このお医者さんもフェリチンの低値などスルーで、全て正常値、異常なし。の診断。コロナの後遺症ではないのか??という診断。ムッとする娘。
フェリチンのことなど全て説明しても、サボりだ根性が足りないだなんだと騒ぎ始める皆々さま。。。
娘が学校を休むことより、正直、この時が私のストレスMAXでした(爆)

西洋医学が一番。医者が一番。病院が一番。正常値に入っていれば正常。異常値なら薬を飲んで治せ。(本当に治しているのは自分の心身なんだけどさ。)
それが一般的な考えなのは分かってはいたけど、どれだけ説明しても理解してもらえそうにない絶望感・・・

同じ土俵に上がって衝突したり、分かってもらおうと戦ったりすることが、自分にとっても娘にとっても、さらには家族全体にとっても、良い結果にはならないことが分かっていたので、この時はそっと離れ(心身ともに)、自分の体験談も含め、できるだけ俯瞰的になることに努め、伝えていきました。
娘も今、人生の壁を乗り越えようと頑張っているとか、とにかく生きていればなんとかなるとか・・・
違う人生を歩んできた相手が理解できなくても仕方ないことだと諦め、娘への愛情があるからこその出来事だという本質を忘れないように、なんとか自分の心を整えながら対応しました。
この頃の私、本当によく頑張った(涙)もう太字にしちゃうくらい。






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