味わい、よろこぶ
こんにちは。アーユルヴェーダセラピスト、ヨガセラピストのひろみです。
ここ数年この時期はインドにアーユルヴェーダの勉強に行くことが多かったのですが、今年はコロナ禍でインドが遠くなってしまいました。
今度いつインドに行けるかな?
先日ご縁をいただき、市内のクリニックでアーユルヴェーダのお話をさせていただきました。
それで、今回のテーマが「胃腸の不調」についてだったんです。
胃腸に不調を持っている方って、本当に多いですよね。
胃腸の不調といっても、胃なのか、大腸なのか、小腸なのかによっても違うし、根本的な原因によっても対処法はさまざまです。
個人の優勢なドーシャにより、不調が出る場所も、出る症状も異なるのがアーユルヴェーダの考え方になります。今回は消化力と未消化物についてに絞ってお話しました。
そして今いちばんお伝えしたかったことをこのnoteでもシェアしたいなと思ったので久しぶりにマイページを開きました。
それは「食事中は食べることにしっかり向き合って」と言うことなんです。
今って、ただでさえ心をザワつかせる情報が巷に溢れかえっていますよね。
毎日、毎分、毎秒、テレビをつけても、インターネットにアクセスしても、SNSを開いても、「それって本当なの?」というような出所が明らかではない、ダークなニュースが蔓延しています。
そういうのを見たり聞いたりしながらのランチってどうですか?
美味しいですか? 楽しいですか?
アーユルヴェーダでは食事をするときに気をつけてほしいことがあって、それをとても大切に考えます。
決まった時間に食べることや、空腹を感じてから食べること、体質に合ったものを食べることなどいろいろありますが、その中に「食事をすることに集中する」ということも教えられています。
最近は多くの人がスマホを見ながらや、PCの画面を見ながら食事をしているんではないでしょうか。
そしてその画面には人を不安にさせるような見出しや事件、事故のニュースが次から次へと流れていたりして。
アーユルヴェーダは教えてくれます。「何をどう食べるか」が私たちの健康にとって極めて重要であること、私たちの身体は食べ物の産物であることを。
恐怖心、不安感、怒りを感じながらの食事や調理、時間に追われながらの食事や、落ち着かない環境での食事、
これらは全て私たちの消化の力を鈍らせてしまう要因です。
消化力が低下してしまうと、体の中には消化しきれなかった物質が未消化物として残ってしまい、頭痛や便秘、お腹の張り、だる重さ、体重増加などたくさんの不調和を起こしてしまいます。
そして未消化物が長期に渡って体内に留まることがやがて病気の発生に繋がってしまいます。
私たちを滋養してくれるはずの飲食物が毒になってしまうなんて本末転倒。
何を食べるかも大切ですが、この状況下で気をつけてほしいのは「どのように食べるか」です。
どうかみなさま、食事をするときくらいは、スマホから離れ、お仕事をいったんストップして、「いただきます」とゆっくり味わって食べることを心がけてみてください。
心をザワつかせることやものから距離を置いて、ただ味わい、よろこびを感じてください。
食物は生命そのものであり、私たちの体の中にいらっしゃる神様への捧げ物なのですから。
プライベートサロン・アヌクローシャは今月で3年目を迎えました。
毎年アーユルヴェーダの神様、ダンヴァンタリ神の祝日に合わせてサロンのオープン記念キャンペーンを行っています。
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香りが良く、浄化作用の高いトゥルシー、ぜひハーブティーとしてお楽しみ下さい。
ご予約・お問い合わせはAnukroshaのサイトからお気軽にどうぞ。
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