遠くなったインドを想う
こんにちは。札幌のアーユルヴェーダ・アヌクローシャのセラピスト、ヨガセラピストのひろみです。
最近お会いする方に「そろそろインド行きたいでしょう。」とか「インドまた行きたい?」とよく言われます。顔に書いてあるのかな(笑)
はい。行きたいです、インド🇮🇳🇮🇳🇮🇳
旅行で行った他の国だとそんなふうに思ったことはなかったのに、行くといつも自然と「今度来たら」とか、「次はこうしよう」とか思ってる。
「今度いつ来れるかわからないから」なんて考えが及ばなかった場所。それが私にとってのインドでした。でもコロナ以降のこの一年で、どこにいようと、どこに行こうと、それが本当に奇跡なんだって思い知らされた。
アーユルヴェーダの学びのために初めてインドを訪れたのが2015年。その後行けなかった年もあるけど毎年勉強や小旅行でインドに行くようになって数年。たかが数回でインドの何を知っているのか、と、インド通の方にドヤされそうですが、インドの、そしてインドの人たちの愛すべき、突っ込みどころ満載なところがたまらなく好きです。
私は小さい頃から人前で感情をあらわにすることってほとんどなかったけど、インドではけっこう怒ってる自分に気づいたり。
大抵は私が外国人だからという理由で起こる小さなトラブル等の対応での過程だけど、自由すぎるインド人が多いし、(言葉の壁もあるけど)こっちの言い分は無視されることもしょっちゅうなので怒るんです。
そして気づく。「あ、今怒ってるな、私。」って。あと、あきれて諦めることも結構ある😂
感情に限らず、いろんな自分に気づくことができるのもインド。
でも、日本にいると感情がフラットになりがちなので、インドの人たちを見ているとみんな本当に「今を生き生きている」感がありありと伝わってくるから羨ましくも感じます。
ケンカ始まった〜って観察していると、散々言い合いした後に笑顔で肩組んで歩き出したりとかね、なんかかわいい笑
つい完璧さを求め、日々挫折感や不足感を感じやすい私からみると、彼らの「これでいいよね?」が安心感を与えてくれるんです。「あ、こんなんでいいんだ。」って思えるし、「ま、いっか」ってなる。だからインドに行く度にリラックスが深まるような感覚があるんですよね。
決してインドの人がみんないい加減って意味ではありませんよ。
インドという国は、そしてインドの国の人々は、とても精神性が高く、私たちが綾をつけて言葉にして説明したがるような目には見えないけど確実に存在する大切なことをあるがままに受け入れています。
大げさではなく、当たり前のようにさらっと。このさらっとが好き。だから私は安心できる。
誰と会うかとか、何を食べるかとか、私たちの小さな選択ひとつひとつが大きな奇跡を起こしているという現実。そのことに向かい合わざるを得なかったこの1年。そしてこの世界で、この人生で「何を願うか」がとても大切なことだとヴェーダは教えてくれます。
願いや思いが私たちの意図を変え、行動を変え、さらには未来(来世をも)を変えていくことに繋がります。だからこそ、日々の行いの中で何を基盤に何を思い、何を願うのかが大切。そうすると、自ずと願望の質が変わっていくから。
どうか、私たちが未来のために撒いた種がしっかりと発芽しますように。
不安や恐怖から生まれる偏見や、間違った認識を持ちませんように。真実をあるがままに見られる正しい知識を持てますように。
安心・安全に好きな場所に行くことができ、そして迎え入れられる世になりますように。
今度インドに行ったら、きっとまた怒るんだろうな。でも、それすらも楽しんでいる私が想像できます。
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