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選手が給食のメニューを考えちゃいました!

こんにちは、地域連携チームの吉田です。 

「アントラーズにちなんだ給食など、できませんかね?」
「たとえば、どんな?」
「選手が好きなものとか。選手寮のメニューとか。この地域のおいしいものを食材に使ったものとか」
「それ、おもしろいですねえ。やってみましょうか!」

クラブ創設30周年の今年、鹿嶋学校給食センターとのそんなやりとりが、「アントラーズ給食」という画期的(?)な企画につながりました。

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クラブ創設30周年記念の給食に

アントラーズのホームタウンである鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市の給食センターに選手プロデュース給食の実施をお願いしたのは、クラブ創設30周年記念日である10月1日の前後でした。

6月、そこに向けて、まずは遠藤康選手、土居聖真選手、荒木遼太郎選手による企画会議を開くことになりました。

娘さんが給食を食べている遠藤選手、中学時代に鹿嶋市の給食を食べていた土居選手、給食の思い出がまだ薄れていない荒木選手による企画会議は予想以上に盛り上がり、次々と意見が飛び交いました。

画像2企画会議中の遠藤選手

子どもたちに喜んでもらえるものに

参考にしたのは最近の各市の給食の献立と人気メニューのランキング表。それをもとに、自分が好きだった給食メニューや同級生に人気だったメニューを出し合いました。

地域によって給食メニューに特長があるもので、
「えっ、そんなものあったの?いいね!」
「揚げパンは人気でしたよね!」
「やっぱ、ミルメークでしょ!」
「どうせなら、子どもたちに『また食べたい!』と言ってもらえるものにしようよ」
「俺たちで組み合わせも考えて、韓国風、中華風、イタリアンとかにしちゃおうぜ!」
という具合に、選手たちは小中学校時代を思い出しながら企画会議を楽しんでいました。

アントラーズ給食P2-3配布した選手の企画会議の内容と各市給食センターからのメッセージを盛り込んだ冊子

バラエティーに富んだメニュー

チヂミ?チーズバーガー?そんなの無理でしょと思いましたが、意外にも各市の給食センターが選手たちの勝手な意見を受け入れてくださり、多彩で斬新なメニューができあがりました。

もちろん栄養バランスを考慮し、食材は選択しています。選手と給食センターのコラボによる献立はーー

画像4鉢形小学校の給食

鹿嶋市「チーズバーガー、マカロニサラダ、コーンスープ」
潮来市「ハンバーグきのこソース、カレーサラダ、コーンスープ」
神栖市「チキンソテー、しらすパスタ、さつまいもスープ」
行方市「ビビンバ丼、海鮮チヂミ、ナムル」
鉾田市「揚げ餃子、チンジャオロース、ワンタンスープ」

選手が考えたこんな給食を食べられるのは身近にプロサッカークラブがあるからこそです。

2万人の児童・生徒が楽しんだ

できあがった「アントラーズ給食」の実施日は市ごとに異なります。

10月4日から8日の間にホームタウン5市の市立小中学校、幼稚園と茨城県立鹿島高校附属中の計2万人の児童・生徒に選手考案の給食を楽しんでもらいます。

給食の時間には、荒木選手が「食」について語る動画を流しました。ちなみに、コロナ禍で「黙食」となっている給食の時間に少しでも潤いをもたらそうと、アントラーズは選手出演の動画を毎月、1本制作しています。

親しみを抱いてもらいたい

クラブの狙いはもちろん、ファンづくりにあります。家庭でアントラーズ給食を話題にしてもらい、アントラーズに親しみ、愛着を抱いてもらい、選手の名前を覚えてもらい、カシマスタジアムで選手に声援を贈ってもらいたいと思っています。進学、就職でこの地域を離れたとしても、そのとき友人・知人にアントラーズ給食の自慢をしてもらいたい。そして、いずれこの地域に戻ってアントラーズを支援してほしい。それがこの企画に携わった選手たちの望みでもあります。

それではまた次回のnoteで!

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