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1997年5月17日~2023年5月14日。国立と私、26年の思い出。

こんにちは、コミュニケーションチームの内藤です。

「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」に向けたSNS企画「#鹿島国立」、連日たくさんの投稿をいただいていて、とても嬉しいです。私たちスタッフも、皆さんのエピソードを楽しく拝見しています。ありがとうございます!

さて今回は、私の思い出をご紹介します。初めて国立競技場で観戦した試合にして、今振り返れば、アントラーズとともに歩む人生が始まった日とも言える一戦。1997年5月17日、ヴェルディ川崎vs鹿島アントラーズです。

今から26年前、父と一緒に国立へ。

当時小学1年生だった私は、父に連れられて国立競技場を訪れました。サッカー観戦は前年の冬に一度経験していた(これが1996年最終節で、アントラーズがリーグ初優勝を決めた日でした)のですが、幼稚園年長の記憶はおぼろげで、この国立が実質“初観戦”と言える試合になりました。

ヴェルディの緑、アントラーズの赤。スタンドを埋め尽くす大観衆は、それ自体が初めて見る光景でしたし、「これだけの人数がみんなで歌うと、こんなに大きな声になるんだ」と、子どもながらに圧倒されたのを覚えています。

当時はまだわかっていませんでしたが、ピッチ上のメンバーも超豪華。カズさん、北澤さん、前園さんといったスター軍団だったヴェルディと、“歴代最強”とも謳われることになる、1997シーズンのアントラーズ。名良橋さん、秋田さん、相馬さん、本田さん、ジョルジーニョ、ビスマルク、マジーニョ…と、本当にすごい選手たちが揃っていました。

試合は1-1で延長戦を終えても決着つかず、PK戦に突入(当時はリーグ戦でもPKで白黒つけていました)。アントラーズは最初の2人が失敗してしまったのですが、佐藤洋平さん(現GKコーチ)の大活躍で、3-2で勝利を収めました。

買ってもらった、帽子の思い出。

試合後、激闘の余韻が残るコンコースのグッズ売店でアントラーズの帽子を父に買ってもらいました。赤と緑のグッズが並んでいる店頭で、「どれがいい?」と聞かれて選んだのが、この帽子でした。

試合を観るまでは正直、どちらを応援するでもなかったのですが、「赤の帽子」を選んだこの日が、鹿サポ人生のスタートになりました。この帽子は今も大切にとっています。

鹿サポとしての日々

この試合をきっかけにアントラーズを応援するようになった小1の私は、次の誕生日にはさっそくユニフォームを買ってもらい、試合中継がある時はテレビにかじりつくように応援し、父と一緒にファンクラブに入り、FREAKSを熱心に読み…と、鹿サポとしての日々を送るようになりました。

1997年11月号、FREAKSに掲載してもらったしかおのイラスト(右下)です

翌1998年には念願のカシマスタジアムデビューも果たし(1.5万人収容の時はなかなかチケットを取れなかった)、国立をはじめ、等々力や横浜国際や平塚など、近くのスタジアムにアントラーズが来る時は父と一緒に足を運びました。最初は指定席観戦が中心でしたが、徐々に憧れが募っていった真っ赤なゴール裏に初めて足を踏み入れた日の高揚感、今も忘れられません。

初めてカシマスタジアムに来た日の1枚

きっかけは人それぞれ。

川崎生まれ、横浜育ちの私は事あるごとに「なんで、(神奈川じゃなくて茨城の)アントラーズが好きなの?」と聞かれてきました。近くにもチームがあるのに、なんで?強いから?

うーん。それは確かにあるかもしれない。でも、応援し始めたら優勝して、さらに好きになって、という気もする。強いから、は確かにあると思う。でも、それだけじゃない。「好きの理由」って難しい。

大好きなクラブで仕事をするようになってからもなお、「好きになった理由」に確かな答えを出せずにいるのですが、少なくとも言えるのは、この試合を観てからアントラーズにハマったということ。

何かを好きになるきっかけは人それぞれ。サッカークラブであれば、試合、選手、グッズ、グルメ、マスコット…と、いろいろな要素があると思います。「中の人」になった今、コミュニケーション担当として、そのきっかけになり得るコンテンツを、様々な角度で、より広くよりおもしろく、お届けしていきたいと思っています。

<コミュニケーションチームの2大テーマ>

「ファン・サポーターの皆さんに、アントラーズをより深く、より様々な角度から楽しんでいただける発信をすること」

「ファン・サポーターの輪を広げるために、これまでアントラーズやJリーグに触れてこなかった方々が興味を持つきっかけになるコンテンツを展開していくこと」

アントラーズとともに。

小学1年生、この国立でアントラーズと出会って以来、鹿サポとしてずっと応援し続けてきた私。いつしかサッカーを仕事にしたいと思うようになり、願わくばアントラーズで働きたいと考えていた中で、幸運なことに大卒2年目からアントラーズのメディアチームに入る縁に恵まれ、「中の人」になって早いもので10年近くになります。その間、同じく鹿サポだったことがきっかけで知り合った妻と結婚し、鹿嶋に移り住み、今年2月には長女が産まれました。

5月14日が生後100日目。国立参戦はちょっとまだ早いけど、いつか両親と妻と娘をはじめ、家族みんなで観戦したいと思っています。

趣味、仕事、家族、友人、自分を取り巻く全てがアントラーズを中心に進んできた人生で、優勝の喜び、敗戦の悔しさ、遠征、スタジアムの楽しさ…本当にたくさんの経験をさせてもらいましたので、そういった思い出を共有できるアントラーズファミリーの輪を広げていくことが、自分にとってのクラブへの恩返しでもあり、ミッションだと思っています。

5月14日の国立も、皆さんにとっての「きっかけ」が一つでも多く生まれる場になれば嬉しいです(もちろんこの日だけでなく、カシマスタジアム開催のどの試合も)。

皆さん、5月14日は国立競技場にお越しください!

名古屋戦のチケットは「鹿チケ」でご購入いただけます。ご家族やご友人などをお誘いあわせのうえ、国立競技場にお越しください!

スペシャルコンテンツや当日のイベント情報は、特設サイト「FREAKS+」にて更新中です。こちらもあわせてチェックしてください!

#鹿島国立 での投稿も引き続きお待ちしております!

それではまた、次回のnoteで。