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「落ち着いてる」とは? 〜マッチングアプリde婚活もどき日記46〜

先日会った時に、

「ちあきさん、落ち着いてますよね。はっちゃける時とかあるんですか?」

とNさん(仮)に言われ、

(何度か聞いた記憶のある評価やな)

と思った。

中学や高校の時の担任にも言われた気がするし、社会人1年目、5つくらい年上だった先輩教員にも「まだ20代でしょ? 私より落ち着いてるよね」とか言われた記憶がある。

(人は、何を基準に「落ち着いてる」と評価するのだろう?)

とその時も疑問に思ったものだったが——今朝、家を出る前にふと思いついた説明が、

「あなたが知ってる人々の平均よりも、感情の沸点や閾値のハードルが高め、ってだけじゃないですかね?」

であった。

この沸点や閾値レベルというのは生来の性格、遺伝にもよると思うが、生育環境にも大いに依存すると思う。

自分の場合、幼少期〜学生時代にも色々ありはしたが、教員時代の経験はさらなる影響を与えたものと考える。
少なくとも忍耐力は格段に向上した。ゴムなんかが伸びる性質と同様に、一度極限までの感情のブレを経験してしまえば、そこまで至らない刺激にはさほど反応を示さなくなる……みたいな。

まあ原因はともかく、それがいいことかと言うと、どうかね〜ってところですが。

「あんたって、直前まで静かなくせに突然ブチ切れるから怖いのよね」

と母親に言われたこともあるが、それだと単なるヤバい人である……。


特にマイナスの感情であれば、溜めるよりも小出しにする方が良いには違いない……ここまでの人生を振り返ってみても、「忍耐を重ねた末に一気に発散して、人間関係を壊した」という場面は複数思い当たる。

「関係を壊さないように、ひとまず」忍耐を選んだのに、付き合ううちに小出しにするタイミングがわからなくなって溜まりに溜まり、何かのひと押しでプツリと切れる——非力ゆえ手を出すことは少ないが、相手が嫌がるであろう言葉を選んで組み合わせるのは得意分野である——良いか悪いかといえば良くないことには違いないが、

まあ、関係が切れる相手ならいつかは切れるんだろうしな、悲しい目や痛い目には遭っても、それで後悔してるかというと「しゃあないな」くらいの感じ


——で、Nさんとの話に戻ると、先の会話の後に「次どこ行く?」となって、

「USJとかディズニーとかって興味ありますか?」

と提案してきた。

(なんで騒ぐ方向に持ってきたがるねん?)

と思った。

まあこっちの提案に任せっぱなしだと、寺社仏閣や美術館メインになると思っているのかも……京都なら何箇所行ってもネタ切れになることはないし……と理解はできるが。

なお、ディズニーなら修学旅行の引率で数回行ったが、

到着後すぐに急病生徒が出て、「みんなと遊びたい」と泣くのをなだめつつ看護師さんと共にホテルまで連れ帰った。しかも「東京出身だから任せて」という看護師さんに道案内を委ねたところ、途中で散々迷った
・バス内で化粧して生徒指導部に見つかってふてくされる女子生徒10名ほどを女性教員3人で囲み、寒風吹きすさぶ中、メイク落としシートで全部落とすまで見張らねばならなかった

——等々の記憶が強い。

間違っても、デートで行きたい場所じゃなくなったね……。


「推し刀剣にまつわる聖地巡礼」とかなら多少テンション上がると思うんだがな……しかし、推しが共通でない限りは、デートには全く適さないであろうと思われる。

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