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長野に移住して7ヶ月目。居心地の良さ。

こんにちは。株式会社Antiphaseのタノモクです。
長野に移住して7ヶ月が経ちました。

寒さのピークも過ぎ季節は啓蟄(けいちつ)。
雪が雨に変わり氷は溶け始め、少しずつ虫たちが顔を出し始めています。
久々にソファーにカミキリムシがいてびっくりです。
未だに虫に慣れていません。

この1ヶ月は緊急事態宣言でしたがこちらは余り影響もなく自宅でお仕事をしていました。
出かけるところと言えばスーパーか温泉。
地の野菜を買い温泉で日ごろの疲れを癒す。
あまり長く入れなかった熱いサウナも慣れてきたのか少しずつ入れるようになりました。
寒い時期は温泉に入ると心地良さと気持ち良さでより幸せな気持ちになります。

いつもお世話になっている温泉

移住してすぐは毎週のように東京へ行っていましたが、
最近は長野にいることがほとんどです。
少しずつ長野の暮らしに馴染んできたように感じます。
初めは氷点下の世界なんて暮らせるイメージがありませんでした。

東京の暮らしは氷点下の日がほとんどなく、年に数回程度。
家から駅に向かうのだけで心が折れていました。
駅から会社まで歩くのもしかり。
その割に会社は暑くて体調管理が大変でした。

こちらでは冬のほとんどが氷点下。
最高気温が氷点下なんて日もしょっちゅうです。
車が凍り前が見えないのは日常茶飯事。
朝はフロントガラスが凍ります。
それでも、不思議と寒さにもすぐ慣れ日常を楽しむことができています。

朝7時 エンジンをかけてしばらくすると氷も溶け始めます

こんな環境でも東京にいた時より居心地の良さを感じます。
東京で住んでいた家の方が広くて快適でした。
今は築年数もわからない隙間風が入るような平家に住んでいます。
それでも今の方が幸せを感じます。

この心地良さの一つの要因に、人の少なさがあると感じています。
長野では人と出会うことがほとんどありません。
歩いている人はほぼおらず基本的に車生活です。
そのせいか人と比べる事がなくなりました。

大人数の人がいると自分はあの人より劣っている、
アイツよりはマシだと比較してしまう事があります。
比較する必要がないのはわかっているのに無意識にやってしまう。
そんな劣等感や小さな安心を得るより自分のやるべきことをやればよい。
ポジディブに受け入れて心のガソリンとなればよいですが、
毎日はやっていられません。

疲れている時は物事をネガティブに捉えがちです。

大人数の場が苦手な私にとって今の環境は本当に居心地がよいです。
私は周りの声を無意識に受け取ってしまう性格で、
イヤな雰囲気の会話を聞くだけで体調が悪くなります。
具体的な内容はわかりませんが黒いノイズだけが伝わります。
これがメンタルを削り、集中力を著しく削っていきます。

カフェなら場所を変えればいいのですが、
これが職場だと耐えられません。
出勤していたころ、近くで毎日人に説教をしている人がいて過剰なストレスを感じていました。
自分とは話したこともない人たちなのに自分のことのようにストレスを受け取ってしまいます。
会社に相談し、改善されないのでそのまま離職。
何てこともありました。

そんな私にとって今の環境は天国です。
人との接触は最低限で、住んでいる人は穏やか。
ご近所の方とは挨拶をする程度ですがいつも笑顔で接してくれます。
ありがたい。
移住者コミュニティに参加すれば知り合いもたくさん増えますが、
そもそも大人数が苦手なので友達は自然とできる程度でいいかなと思っています。

たまに一人でボーッとしてるのが幸せだったりします

居心地の良い環境で生活をすると、
心が豊かになっていくのを感じます。
まるで、温泉のようなジワッとした温まり方です。
その結果、移住前より仕事を楽しく頑張れています。
何もない場所だから心にスキマが生まれるなと感じた1ヶ月でした。

そろそろ暖かくなってきました。
長野で過ごす春も楽しみです。


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