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2022謹賀新年

明けましておめでとうございます。
年の瀬大晦日に突如息子11歳が「初日の出を見に行きたい」と言い出しました。どうせノリで言ってるだけ・・・、と最初は軽く流していたのですが、どうやらその熱意は本物らしく、ちょっと待てよ・・・これは見せてあげなきゃダメなヤツだ・・・と我に返り行ってきました。見出し画像がその初日の出。親子で大好きなディズニーランドから昇る初日の出を見る事が出来、素晴らしい新年を迎える事が出来ました。来年も一緒に行けたら嬉しいな…

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日の出前の朝焼けもただただ美しく、かわいい三日月にも癒されました。
実は意外にも私自身も初めて見た初日の出。神々しくて眩しくて、こんなに素晴らしい物を50年近くも放っておいた自分が情けない・・・・。
息子と一緒に見れるのも今だけでしょう。思い付きで言ったのかもしれないけれど連れてきてくれた息子に感謝です。

さて昨年、私が代表を務める株式会社AntennArt(アンテナート)は、大変有難い事に過去最高益を更新し9期目を迎える事が出来ました。弊社にとって大きな変化の一年だったと言えます。
今まで弊社を育てて下さいました沢山のクライアント、並びに協力業者の方々、各士業の皆様、優秀なスタッフ達には大変感謝しております。
本当に有難うございます。

2021年はリフォームのコーディネートをメインに大きく成長させて頂きました。その一部を振り返ってみたいと思います。

◆京都W邸

昨年早々、京都の古民家をリフォーム中のオーナー様より、家具や照明、小物等のコーディネートをご依頼頂きました。春から初夏にかけて、コロナ禍により驚くほど人の少ない京都へ頻繁に行かせて頂いた事も大変貴重な出来事でした。

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椅子等のファブリックは地元京都の西陣織、テーブルの天板は和歌山県の近代漆器です。京都御所や金閣寺・銀閣寺の塔頭寺院でもある相国寺からほど近く、由緒正しい場所であることから、どうしても地元の伝統工芸を取り入れたかったので、採用して下さったオーナー様には本当に感謝しています。

◆軽井沢I邸 別荘リフォーム インテリアコーディネート

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こちらの物件は、貸別荘としても運用されているのですが、その回転率を上げたいとのご要望でした。予約サイトで数枚しか載せられない写真を見て「ここで過ごしたい!」と思ってもらえるような空間作りが肝でした。もちろん、リピーター率も上げたいので、心地よさや非日常感もマストです。

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限られた予算といくつかの制約があった為、まずはアクセントクロスで印象を大きく変え、面積を占めるリビングのカーテンには特に拘りました。寝室のクロスはウィリアムモリスです。
イメージは北欧ビンテージという事で、一部の家具や照明を変更し上質な大人の隠れ家を想定しました。結果、回転率がかなり上がり大変喜んで頂きました。

◆逗子J邸

都心から離れ、逗子暮らしを選ばれた新婚ご夫妻。
立地やレイアウト等にこだわり、今回は庭付き賃貸を選ばれましたが、作りや建具がThe 昭和で若干残念な感じ・・・・。これを何とかして欲しいとのご要望、賃貸という事でリフォームは無理なので家具と小物類のコーディネートをさせて頂きました。

Beforはこんな感じです。

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事前に持っている家具や小物を整理し、使う物と処分する物を一緒にセレクトしました。新たに買う家具や照明やカーテン、小物をご提案し作り上げた空間です。

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人を呼んでおもてなしをするのが大好きなご夫妻、あえて色違いのローテーブルを二つ設置しアクセントに、大人数にも少人数にも対応出来るよう使い勝手にも拘りました。とてもセンスの良い奥様と、和気藹々と楽しく作り上げていきました。

◆越後湯沢K邸


ワーケーションという言葉を当たり前に聞くようになりました。ご夫婦でスキーがご趣味というK様は、勤務先は都心であるものの、越後湯沢駅前の温泉付きの古いリゾートマンションを購入され、ワーケーション兼スキーを充実させたいと、インテリアコーディネートをご依頼して下さいました。
まずは、Beforeです。

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正直、最初にこの物件を拝見した際、表装と水回りだけを変更するだけでもかなり化けるであろうと思っていました。
しかし、After はこのようになりました。

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大リノベーションです!壁も天井も全部解体・・・やりがいありまくりで私もかなり無理な要望をしてしまったかも・・・。竣工後、このマンションの関係者が想像を超えて驚かれていたのも嬉しい出来事。
スキーリゾートという事で、ノルディックスタイルをイメージしました。
私がどうしても入れたかった暖炉テーブルもかなり気に入って下さり、このテーブルでの晩酌をとても楽しんで下さっているようです。雪景色を楽しみたいとのご要望でしたので、窓の開放は出来る限り多く採り、縦型ウッドブラインドをご提案したのも雪景色を考えての事です。

◆ホームステージングからインテリアコーディネートへ


数年前からホームステージングの事業も多く手掛けております。ホームステージングとは一般的に、中古物件を業者が買取りリフォームした物件に対し、家具や小物を飾り付けて再販する事業の事を指します。
昨年末頃より、ホームステージングに留まらず、買取再販のインテリアコーディネートを含めてご依頼される事が多くなり、建具や水回り、クロスや照明等トータルでご提案しています。

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弊社のスタッフは全員、インテリアコーディネーターであり、ホームステージャー資格に加えて、私が代表を務める一般社団法人「 知る・愉しむ~日本の器」が発行する、器の基本を知る資格「いろはにすと」の有資格者でもあります。
つまりどういう事かと言うと、インテリア、家具、小物、器まで全てトータルでの提案が出来るという訳です。
これは、実は私がずっと思い描いていた理想像でもありました。
昨年は、そんなトータルでのコーディネート案件がいくつか実現し、確実に手応えも感じています。
今年はさらにこの分野を伸ばして行ければ幸いです。

ここに挙げた事例はほんの一部ですが、その他、撮影スタイリングや執筆、ディスプレイ、コンサル、などなど、思い返してみると本当に楽しく幸せなお仕事ばかりでした。
そして今年もまた、新たな案件が現在進行中です。

また、一般社団法人「 知る・愉しむ~日本の器」でも、昨年は沢山の資格を発行させて頂いたり、新たな素晴らしい出会いも多数ありました。オンラインでのセミナーが通常となり、日本全国だけではなく、海外からのご受講があった事もとても嬉しい出来事でした。
11月には、コロナの状況を心配しつつ、「知る・愉しむ~日本の器 in TOKONAME」を開催出来た事も大きな一歩となりました。

このnoteを始めたのも昨年の事です。
思うように更新出来ていないのも悩ましいところですが、昨年はそれだけ忙しく充実してしていたという事に致しましょう・・・(笑)
今年はもう少し頻度を上げて更新できるように頑張りたいと思っています。

昨年関わった多くの皆様には、心より御礼申し上げます。
今年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。

株式会社AntennArt 代表取締役
一般社団法人 知る・愉しむ~日本の器 代表理事
西巻 顕子