母と書いて、「息子の本音を見抜く天才」と読む

こんばんは、就活したほうがいいなって悟った風に言いつつも、本当は南極に行きたくてたまらないライアンです。

昨日、「自分は学部で就活する」ってnoteの記事にしてから友達にfacebookで誕生日おめでとうメッセージを送りました。

その返信には「ライアンも南極行き頑張って」の文字。正直目をそむけたくなりました。だって、それはつい何時間か前の自分が閉ざしたように自分に言い聞かせた道だったから。

そう、本当は日本の観測隊員として今すぐに南極に行きたくてたまらないんです。

精神的ストレスに弱い自分は、今日のバイト終わりに家で飲む用のお酒を買って帰りました。

そしてお酒を飲んだ後に母とふとしたキッカケから話を始めました。
(酔ってたのでキッカケはよく覚えてないです・・・。)

母との関係は父とのそれと比べると驚くほどに良好で、普段から二人でバカ話もするし、母は真剣に僕の話に耳を傾けてくれます。たぶん世界で一番信頼しているひとです。

最近は特に将来への悩みを口にするようになっていたのですが、今日はどこか質感が違いました。

「将来のこととか考えて、やっぱりとりあえず就活しようと思うんだ。そのあとに大学院に行くか、公募で南極に行こうと思うんだ」とか最近ずっと一人で考えていたことを母に伝えてみました。

そしたら、全然そんなことは名言しなかったにも関わらず母は

「やっぱり。本当は大学院に行きたいのが本音なんだね」と一言。

びっくりしました。だってそれは、自分が目をそらそうとし続けたことだったから。会話の上には全くださなかったことだったから。

そこから、旅行で行った場合に行ける南極が自分が行きたいと思っている場所(昭和基地をはじめとする、田邊さんの話にあった場所)と地理的な場所も、環境要因も全くことなること。大学院に在学中、卒業後の生活の不安が大きいんだ。

そんなことをつい言葉にしていました。

その会話を続けるうちに、
今の自分は生きたい場所はわかっているけれど、行っていい理由がわからない

という状態にあることがハッキリと自覚できました。

そこから「本当は就活したくないんだよ」って口にしたら

「今の話だと、就活の時に嘘をつくことになるもんね。本当は数年したら退職する気なのに、面接のときには”御社に入りたいです!!”って嘘をつく。そのことが嫌なんじゃない?」と。

それは、自分でも全く気付いていなかった、何故だか就活をしたくないと思っていた理由をまさに言語化してくれた瞬間でした。

話の場に僕が本を持ってきて、「この影響をうけた本には○○と書いてある。それがまさに今の自分と同じだと思うんだよね。実はこの本、××さん(母も知っている、僕が尊敬している人)に紹介してもらった本なの。」って言えば

「確かにその通りだね。最近××さんとは連絡してるの?話聞いてもらったら?今の貴方は自分で決められなくなってるから、尊敬してる人に話聞いてもらったら選べるんじゃない?」

この出来事はつい数十分前ですが、やっぱりそうですね。

僕は大学院に進学して、南極に行きたいんです。それが本音みたいです。

そして、嘘をつくのは大っ嫌いで、大の苦手。就活なんてうまくいかなさそうですね。

昨日の投稿と全く逆のことを書いてしまうようですが、
やっぱり大学院進学をしたい。その不安を取り除くためにはどうしたらいいのか、そっちに思考を向けてみたいと思います。

本当に母には感謝しかないです。いつかきっと、恩返しをします。

ありがとうお母さん。


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