父との対話
こんばんは、南極観測隊員志望のライアンです!
以前の記事でも触れたのですが、僕と父の価値観には大きな開きがあります。
普段は実家で農家にいそしむ父が、今日は僕のところに来ていました。
正直普段は同じ屋根の下にいてもコミュニケーションを全然とっていないです。だって、話すと否定・決めつけ・口論にしかならず疲れてしまうから。
ただ、今日バイトから帰ってきた時に家で展開されていた議論がどうしても捨て置けず僕も参加することにしました。
多分、ここ数年で一番しゃべった時間かもしれないです。
何が作用したのかはわからないですが、僕も普段より強情に、強気になって普段思っていても口にできていなかったことを口にするようにしました。
今まで父から言われた言葉に傷ついたということ。
父と会話をするときに(父の態度について)どう思っているのか。
そして、それらを踏まえてどうしてほしいのか。
最初は殆ど喧嘩みたいにしかならなかったです。
ただ、僕としても普段言いにくいことを言える機会がやって来たなと思ったので、あきらめずに会話を続け、父の話も受け入れ、納得する。その上で自分はこう思う
(例えば、父としては集中するために目をつぶっているのだとしても、僕はそう見えない。僕が話す時は目をみたり相槌をいれてほしい。など)
勿論長年培われた父のそうした振る舞いというのはすぐに、完璧に改善するということはなかったですが。少しでも目があったりするようになったことに関係性の進展を感じました。
そして、父が僕の将来(南極に行く行かない、どういった仕事をするかなど)に本気で心配してくれているということも今まで以上に伝わりました。
父に行った「話をしたい、されたいと思われる人になってよ。そのためにも情報のやりとりだけのコミュニケーションじゃなく、心と心のコミュニケーションをしてほしい。」
という言葉。自分にも当てはまるってことに気が付きました。
確かに父が家にいるのに話しかけもしない僕。それでは父も僕と同じ気持ちを持っていても仕方がないですもの。
僕も思っていたことを言えた。父の話も今まで以上に真剣に聞けた。
少し、すっきりした感じがします。
小学校6年生の時に引っ越しでモメた以来ずっとあった父との壁が8年越しにやっと溶け始めたのかもしれない。そう感じた夜でした。
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