jazzと音楽

もうすぐ日が落ちる
夕暮れ時に
家路から出て久しぶりに
夜の22時頃まで
街をぶらつき
何か発見出来ればと思い歩いていた
しばらく歩いていたが街の
光が眩しく思い
スポットライトから外れた
路地に入って
余り道に迷わないように
メインストリートの裏道を歩いた
それでも光はポツポツとあり
看板が目に留まる
周りを振り向き
空を見上げる
生暖かい風が吹いていたので
雨かなと思って
屋根のある場所へ入らなければと思っていた
少し遠くの方から
楽器の音が鳴ったり止んだりしている方に向かっていた
入ろうか入るまいか
並びには他の店もあったが
発見のつもりで街に来たので
音を発見した事にして
1杯飲もうと決めた
店の入口まで来た
また音がしたピヤノの音だったこの店の音だったのかと確信して入った
ドアを開け入ると
開店時間の少し前だった
それでもどうぞと迎え入れてくれた
中央のホールにピヤノと
マイクスタンドがあり
男性がピヤノで
女性はボーカルだった
見ていると
店員が飲み物はとテーブル席まで来てくれた
レモネードを頼んだ
店員から度数はと聞かれ15度ぐらいと答えた
それとフルーツを頼んだ
それと店の名前を聞いた
何かホールにいる
ピヤニストとボーカルは
難しそうに話し込んでいた内容はわからないが
表情がお互い不満そうで
噛み合わない見たいだ
でもそこまでお互い不満を
主張する所を見ると恋人か夫婦かなと感じ取れた
ピヤノのテンポからスペインと云うjazzの曲を弾いている事が
わかりボーカルがその曲が嫌そうだったピヤノの男性はそのテンポだけ弾いていた
ホールの2人に店の人が入って
今度は3人で話していた。
注文したフルーツが先にテーブル席に届いた開店時間だそうだ
その時店員が何かリクエストはありませんかと聞いて来たので
飲み物が届いたたらリクエストするからと言ったら
何も応えずホールに行った
リクエストを考えるといった
時間がサービスかと思いホールの2人を見ていた
女性ボーカルはブランディーみたいな声だった歌が上手いと思った
リクエストは決まったが注文したものが届かないまだ

届いた時その時店員がリクエストはた尋ねたので
ホールにいる2人の
揉めていた事を聞いてみた
今日はお互いの気持ちがすれ違っているらしくそれで噛み合わないみたいだそうだった
リクエストに四月のパリと伝えた
店員はそれを2人に伝えたみたいだった
2人の戸惑いが見られた
それを見て
レモネードを飲み干した
フルーツも食べて
店を出た
家路に向かって道をいそぐ雨は降らなかった
次の朝の目覚めはよかった
部屋の窓を見ると外はスッキリとした空で晴れていた
昨日のお店の光が焼き付いていた。

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