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57:人は実現できない夢は想い描けない

「1」一銭も無くても死ねる火葬式完成(3年)

2007年9月、37年前、家業の倒産時に蒸発した父親逝去の一報が八王子裁判所から届き、その後は葬儀屋をやれと言わんばかりの強い流れ、しかし葬儀屋は若い頃から胡散臭いと感じており絶対したくない商売のひとつ、黒字企業の経営者でしたから、葬儀事業で利益得る必要はなく軌道に乗ったら僕自身は撤退するつもりで葬儀屋紹介業を始めようと動き出した。

ところが家族の本音と葬儀屋の実態格差は大きく利用者立場の希望、要望など聞く日々が続いたある日、葬式した家族には国保から『葬祭費5万円が支給される』と分り『前例の無い葬儀支援』を目指すきっかけとなった。

『国保から支給される葬祭費5万円で可能な火葬式を創れば良い――、』

追加の要らない『5万円火葬支援パック』には以下の内容が必須です。
①病院、施設へのお迎え搬送
(寝台車使用・搬送シート付・2名体制・時間帯不問・県内距離不問)
②自宅安置具一式、線香具一式、経机(当時あんしん館は無かった)
③ドライアイス15㎏(包装綿・紙)
④死亡届出代行(コピー1枚)
⑤山型フタ付6尺白布棺
⑥自宅~斎場まで棺搬送
⑦7寸白骨壺(銀貼箱付)
⑧全日程の人件費、消費税5%
①~⑧全て含まれた実質47,620円での直葬パックです。
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5万円火葬支援パック完成までの3年間の詳細は下記でご確認ください。
国保からの葬祭費5万円で骨壺の納まれば『一銭も無くても死ねる』だから死後費用の心配をせず『安心』して過ごせれば葬儀支援として大きな一歩になるはず・・・・この発想は間違って無かったようです。

「5」5万円火葬支援パックを目指す
「6」5万円火葬実現へのハードル
「7」最大の難関は霊柩車の取得でした
「8」霊柩車は試験や許可が必要

「2」目指す葬儀支援の在り方と内容(5年)

設立当初から新聞記事で取り上げてくれたり、3年後の5万円火葬支援パック完成ではNHKで8分以上の全国放送をしてくれたり、利用した家族からのクチコミ紹介も多く、利用者数は7年間倍々ゲームで増え続けると、24時間365日稼働の仕事は予想以上に厳しいと分り『拡大路線』か『徹底した葬儀支援』かの選択で悩んだ時期もありました。

千葉県の市会議員が中心となり、都内や各所で講演会を開催してくれたりと全国的には知る人ぞ知る存在になると、あんしんサポートを利用して儲けを画策する人達が現れたり、やろうと思えばかなりの規模まで事業拡大可能と分ったが、最終的には少し安めの葬儀屋法人――、葬儀屋がしたい訳でないのと、金儲けがしたくて集まる人達がうっとおしくなり、拡大路線は全てシャットアウトして単独事業でも良いから、葬儀屋では絶対不可能な葬儀支援を完成させようと決める。

団塊世代が80代の終幕期を迎える2030年代は年金は下り続け生活だけでも精一杯の老人世帯が当り前になるのは必然、配偶者の死後に残った単身老人が今の高額な葬式をしたら破産する――、ゆえに2020年代後半になれば50代、60代でリタイアした人達の中から葬儀支援活動に興味を持つ人達が現れるだろうから、葬儀支援を本当に必要とする人達の為にも向かうべき指針と葬儀支援の道を切り拓いておく事が最善策だろうと考えた。

まずは『信頼に足る人物と思える実績を残す事』その為に必要な『知識とスキルと経験を積む事』その上で『無信仰者が仏教葬をする不自然と思う当り前の感覚を広め』たり『無信仰者が納得する無宗教葬を創り実践し続ける事』『葬式とはなんぞや』を考えて貰い『我が家に最適な葬式の実現』『全ての家族で可能になる』ような世の中を目指せばいい。

以下『葬儀支援に必要な最低限の知識』を習得する事から始めました。

『正確な死体の知識』
・腐敗の進行・無駄の無い保冷ポイントと解凍時間・死後硬直と硬直解除
『人の死にまつわる様々な手続きと法律』
・相続に関わる法的知識全般・保険・年金・葬祭費・銀行・名義変更等
『仏教、神道、キリスト教について知識』
・宗旨による考え方の違いや歴史
『無信仰者が納得できる葬式を創り出す』
・無信仰者である自分や家族が納得する事を考え、組み立てる
『葬儀支援を行うべき対象家族の明確化』
・対象者を明確にすれば必然的に葬儀支援内容も明確になる
『高額な菩提寺葬式は受けない為の準備』
・高額に布施を要求する葬式坊主は家族の生活を脅かす存在でしかない
『日本に於ける最善な墓と遺骨の対処法』
・墓の在り方は根本的に考え直す必要があり根本的に考え直す必要あり
『葬式の無駄を全て排除』
・金儲けから発想した葬式は壊し、必要なものだけを組み立てれば良い
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あんしんサポート理念・心情・目的を明確にし公言。
「理念」誰もが死後費用の心配をする事なく生きられる世の中にしたい
「信条」葬儀は大事残る家族の生活はもっと大事絶対に無理はさせない
「目的」事前相談後は死後費用の心配を一切せず安心して過ごせること

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『2022年現在、ほぼ完成形になった』

》2015年には目標設定はほぼ完了しました。
 ・超低料金、直葬・家族葬・直葬+散骨プランの作成
 ・祭壇には供物を飾り無料で納棺時使用できる
》2018年・NPO法人は意味が無く将来に備えて解散
 ・霊柩事業手続き、試験等全て取り直し
》2018年・菩提寺の葬式受けない旨を会員に伝える
 ・但し猶予期間として2年間は現状通りとした
》2019年・合同会社として再出発
》2020年・該当会員宛て「菩提寺葬式受けない旨を伝える」
》2020年『15万円家族葬プラン開始』
 ・15分ほどの読経、居士大姉戒名付き家族葬
 ・葬儀屋では絶対に真似の出来ない料金設定が実現
 ・菩提寺の葬式を受けない為にはそれ以上のプラン作成必須
 ・100名ほど脱会となったが予想を下回った
》2020年・全会員究極内容でのパンフレット送付

目指した葬儀支援が一般葬儀社の直葬料金で可能な家族葬、それも読経と居士大姉戒名付15万円は葬儀屋の感覚なら異常とも言える設定でしょう。

宗教者への謝礼だけで50万円~60万円、更に豪華な供物が乗った式場祭壇利用なら、どんなに安い葬儀屋でも最低100万円、普通の葬儀屋なら150万円~200万円の請求が15万円は正に葬儀支援価格です。

超激安の家族葬プランが実現した時点で葬儀屋との違いは明白なのですが、『事前入会の徹底』『菩提寺の葬式は受けない』など、葬儀屋では絶対にあり得ない事ですから葬儀屋でなく葬儀支援センターであるとの主張も理解できることでしょう。

「菩提寺の葬式は受けません」と明言するには、それでも納得できるだけのプラン設定は絶対条件でしたが、完成してみれば予想以上の内容と料金設定での対策となり、菩提寺の葬式を受けない理由も理解できるようです。

「1」一銭も無くても死ねる火葬式完成(3年)
「2」目指す葬儀支援の在り方と内容(5年)

前例の無い道を切り拓く大変さを改めて実感してはいますが、諦める事なく実現、完成だけに向かって走り続ければ周囲から絶対に無理だと言われる事でさえ実現させられる経験を成立直後の3年間で体験できた事が、その後の最終目的(究極の家族葬プラン)の実現に繋がっています。

この15年間でひとつの事が分りました。

『人は実現できない夢は想い描けない』

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参考資料(お時間のある時にでも読んでみてください)
あんしんサポート葬儀支援センター  
代表ブログ 葬儀支援ブログ「我想う」
家族の死後に後悔しない為の一冊

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