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【不登校】他力本願では何も変わらない


「この本を読めば不登校から抜けられ
るかもしれない」
 
「この先生の講座を受ければ学校に戻
れるかもしれない」
 
 
学校を休み始めてから少したった頃
子どもの体調が安定してきたのを
見てわたしはこう考えていました。
 

ずいぶん本も読みました
ネットで記事の検索もしました
 
 
身近には本心を話せる場が
なかったので
オンラインで不登校の親が集まる
講座にも参加しました
 
 
講座では
グループ内でそれぞれの子どもの
状態を話して交流していくので
お互いの悩みが手に取るように
わかりました。
 
 
年齢や状況が違っても親のつらさは
変わりません
子どもの将来を悲観し
周りからのプレッシャーに耐え
自分自身の体調にも不安を抱える
 

そういう状態から抜け出すには
どうしたらいいのか
その答えが知りたくて
みなさん参加していたと思います
 
主催者の方は経験者が多く
アドバイスをいただくこともありました。
 
 
でも何度そういった講座に参加しても
わたしが求めていた
「答え」は見つかりませんでした。
 

「この言葉を言ったら子どもが学校に
行くようになりました!」とか
「こんな風に接すると子どもが勉強
するようになりました!」といった
 
即効性があって誰にでも効く
「特効薬」があると思っていました。
 
 
思い返せば
娘が学校を行き渋りし出した時も
友だちとけんかしたんじゃないか
先生とうまくいってないんじゃないか
勉強についていけてないんじゃないか
と外側に原因を求めていました。
 
誰かのせい
何かのせいと思いたかったんです
 

それから月日が流れ
不登校を肯定する覚悟を決めた
つもりだったけれど
結局
誰かに解決してもらおうとしていた
 
 
まわりに情報があふれていても
どんなスキルがあったとしても
 
自分の子どもの不登校は
自分たちにしか解決できない
 
そして
誰かをまねたり
言われたとおりのことをして
好転することがあったとしても
 
不登校の本質を知ることはできない
 
試行錯誤をくり返しながら
 
自分の子育てを見直し
 
子どもをまるごと受け入れることが
できなければ
 
何も変わらないとわかるまで
3年かかりました。
 
 
10年後
娘がこの経験を笑いながら
話してくれるといいなと思います。

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