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【不登校】買い物で起きたハプニング


新しい服が欲しいというので
いつものお店で見ていた時です
 
しばらくすると娘がかけ寄ってきて
「同級生のお母さんと妹がいた」
と言って泣きそうな顔をしていました。
そしてその親子には
「話しかけないで」と言いました。
 
 
娘と同級生は別の高校に進学したので
そのお母さんを見かけたのも
久しぶりでしたが
わたしは声をかけませんでした。
 
相手が気づいたかどうかは
わかりませんが
なんでコソコソしなきゃいけないんだ
と一瞬思いました。
 
でも
「なんか現実に戻されたちゃった」
といって落ち込む娘を見て
わたしもすっかり忘れていた
「不登校の親」の気持ちを思い出して
心がザワザワしました。
 
 
最近娘は気持ちも安定していて
調子もよかったけれど
こんなちょっとしたことで
マイナスの感情が大きくなって
気分が沈んでしまうのです。
 
 
そして
次に行った100円ショップで
今度は別の同級生を見かけて
さらに落ち込むハプニング続きと
なってしまいました。
 
 
通信制高校に入学して2年
環境にも慣れて
ペースもつかめてきたので
もう大丈夫だと思っていましたが
不登校だった事実を受け入れて
過去の経験になるのには
まだ時間がかかりそうです。
 
 
ただ、1年前だったらこの落ち込みが
長引いたところですが
今回は自分の感情を口に出して
気持ちを整理できたようなので
次の日には立ち直っていました。
 
 
わたしたちは
幼い頃から集団の中で
みんなと一緒に
同じように行動することを教えられ
ちょっとでも脇道にはみ出すと
周りの目が気になり
自分を責め自信を失う
 
そういう環境で育ってきました
だから
人と違う道を選択することは
正直怖かったです。
 
 
学校に行かないと決めたことも
高校を退学したことも
間違っていたとは思わないけれど
何かの拍子に気づく
自分と周りとの違いに
現実を突きつけられたりもします。
 
 
でも娘が不登校にならなかったら
わたしは自分の子育てに
何の疑問も持たず
子どもの生きづらさに気づくことが
できなかったでしょう。
 
 
「不登校」は
娘と向き合う時間や
自分自身を見つめ直す時間を
与えてくれました
 
そしてそれは必然的に
わたしと娘の関係
わたしと母の関係
を振り返ることになりました。
 
 
子育てに正解はないし
完璧な親もいない 
そんなことにも気づきました。
 
 
最近娘は
「わたし自己肯定感が低いから」と
言うことがあります
 
 
きっと自分を責め続け
否定し続けていた2年前なら
こんなことは言えなかったでしょう
 
自分を客観的に見られるようになった
よい傾向じゃないかと
わたしは考えています。
 
 
シアワセを自らの手でつかむまでは
まだ山も谷あります
でも
不登校の中で自分自身と向き合った
時間は決してムダにはならないし
娘の人生にとってかけがえのない
経験になってくれると思います。

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