歪んだ世界

歪んだ世界。

私が見ている世界は歪んでいる。

失敗を、成功のステップと捉えることができる。

水色を白色と捉えることができる。青色とも捉えることができる。

悪戯や悪口を、仕方ないものだと捉えることもできる。

犯罪や過ちを、次に気をつけるべく教訓と捉えることができる。

自分の成功を、他人の成功だと捉えることができる。

つまり、

私は“自分の歪んだ世界“でしか生きていないんじゃないかと考えることがある。

その歪んだ世界では、自由に物事を考えられる幸せな反面、恐ろしさもあると思う。

自分を正当化する人。

ネット上で自分の意見を正義だと押し付けて、他人を罵倒する人。

それぞれに、彼ら・彼女らの世界があり、それが正しいことだと考えたり、感じることで、自分の歪んだ世界に気づけない。

歪んだ世界にいることを知っていても、

そこから抜け出すことができない。
また、どんどん泥沼に沈んでいく。

そうした不安を最近、抱くようになった。

今、やってることは正しいの？

「うん。正しいよ」

今日もこうして、私の歪んだ世界が始まっていく。