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知財業界でコンサルタントとして独立する⑥-借金はするべきなのか?-


「知財情報を組織の力に®︎」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。

シリーズ6回目は、借金についてです。

今回も短い目の記事です。

まず、最初に結論書いてしまうと、イーパテントとして独立起業してから、借金はしていません

提供しているサービス自体が分析やコンサルティング、研修・セミナーなど、資金があまり必要にならないということもあり、今まで自己資本でやってきています。

とはいえ、業界の先輩からは「何かあったときのために、借金する必要がなくても銀行との関係性を築く意味で、借り入れをしておいた方が良い」とアドバイスをいただいたことがあります。

借り入れをする=借金をする、というのは何かしらまとまったお金が必要になるということなので、

・ある程度の規模の設備投資をする
・従業員の給与などの支払い遅延が防ぐ

など一定額のまとまったお金が必要となるシチュエーションが背景にあると思います。

ただイーパテントの場合、上述の通りサービス業であって、資金がそれほど必要にならず、また従業員も雇用していないので、仮に資金がなければ役員報酬の支払いを止めれば良い、という状況です。

ちなみに企業であれば賞与(夏ボーナスや冬ボーナス)があると思うのですが、イーパテントの場合は年度末(当社は4月末)に資金的に余裕があれば期末賞与という形で自分に還元しています。この期末賞与はお金がなければ払わなくとも良いので、手元資金に応じて調整が効きます。

ただ、これから独立する方に注意なのは、役員報酬や役員賞与は毎年期初の株主総会で決めなければいけないので、期末賞与自体の金額を年度末の手元資金を見て変動させることができない点です。税引前当期純利益を可能な限りゼロに近づけて、法人税を節税しようとしても、年度末に行うことはできません。

というわけで、先輩からアドバイスはもらいましたが、銀行からの借り入れはしておらず、その代わりに何かあったときのために、毎年コツコツと利益剰余金を積み上げて、手元資金に余裕を持たせるようにはしています。

あと、私の場合は1人会社なので、私自身が病気や事故で働けなくなった場合に備えて、いつくか保険には加入しています。

これは私自身の考えですが、何かモノを仕入れて販売する、設備投資が必要である、ではないサービス業の場合は、無理に借り入れはせずに、手元資金だけで経営する方が良いと考えています。

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